【横浜M】MF三好康児が同点ゴール演出…移籍し成長、同じ「41」家長の背中追う

 前半、名古屋・米本(右)と競り合う横浜M・三好(カメラ・宮崎 亮太)
 前半、名古屋・米本(右)と競り合う横浜M・三好(カメラ・宮崎 亮太)
17年10月、当時所属した川崎でゴールを決め、家長におんぶされる三好
17年10月、当時所属した川崎でゴールを決め、家長におんぶされる三好

◆明治安田生命J1リーグ第7節 横浜M1―1名古屋(13日・日産スタジアム)

 横浜Mはホームで名古屋に1―1で引き分けた。0―1の前半20分、U―22日本代表MF三好康児(22)がカウンターの起点となり同点ゴールを演出。同県内のライバルである川崎から札幌、横浜Mへと期限付き移籍した20年東京五輪のスター候補の成長を、田中雄己記者が「読み解く」。

 J屈指の攻撃力を誇る2チームの対決で、背番号41がひときわ輝きを放った。前半20分。カウンターを仕掛ける中、ピッチ中央でボールを受けたMF三好は「輝くん(仲川)のスピードを落とさないように」とダイレクトでスルーパスを出し、同点弾を演出した。

 私は川崎でプロデビューした15年から三好を見てきた。前方にはスペースが広がり、当時なら得意のドリブルで持ち込む姿も想像できたが、この日は相手に帰陣する時間を与えない最善の選択だった。

 今季担当する川崎と横浜Mでは、取材ノートのそこかしこに「41」が登場する。昨季リーグMVPの川崎MF家長昭博(32)と東京五輪世代の三好。背番号の数字として珍しく頭に残りやすいこともあるが、好機に絡む回数がとにかく多い。

 「川崎ユース最高傑作」とうたわれる三好は17年に家長と共にプレーしたが、出場機会を求め18年に札幌に期限付き移籍。外に出たことで発見があった。「いろいろな戦術の下で学び、自分の伸びしろは増している」。同点弾の起点となった場面も数的優位の形を好む札幌・ペトロヴィッチ監督(61)の下で“目”を鍛えられた影響があるだろう。

 移籍したことで指標となったのが、プロ16年で7クラブを渡り歩く家長。今でもよく食事に行く間柄で「常にチャンスの起点になるし、出し手にも受け手にもなれる。あのようになりたい」と札幌、そして横浜Mでも「41」をつけ、背中を追うことに決めた。家長も「戦術も環境も違う場所で出続けるのは並大抵なことではない」と“後継者”を認める。同じ東京五輪世代の板倉や堂安は海を渡ったが「今いる環境でどれだけやれるか」と覚悟は固い。

 試合会場からほど近い横浜アリーナでは、今年6月にデビュー「41」周年を迎えるサザンオールスターズがライブを行った。今年は「41」が熱い。(横浜M、川崎担当・田中 雄己)

試合詳細
 前半、名古屋・米本(右)と競り合う横浜M・三好(カメラ・宮崎 亮太)
17年10月、当時所属した川崎でゴールを決め、家長におんぶされる三好
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