青学大・原晋監督が教授デビュー 地球社会共生学部で初講義

青学大の地球社会共生学部で「教授デビュー」した陸上部の原監督
青学大の地球社会共生学部で「教授デビュー」した陸上部の原監督

 2015年~18年に箱根駅伝4連覇を果たした青学大の原晋監督(52)が12日、神奈川・相模原市の青学大相模原キャンパスで地球社会共生学部の教授としてデビューした。「リーダーシップ論演習」を担当する“原教授”は「親が教員だったということもあり、私は中京大の学生時代から将来は教員になりたいと思っていました。回り回って、52歳にして教員デビューです。きょう、みんなと共に記念すべき講義デビューをできてうれしい」と約50人の学生に笑顔で呼びかけ、初講義をスタートさせた。

 地球社会共生学部の3、4年生が対象の「リーダーシップ論演習」は2単位。この日、最初のガイダンスで原監督は単位取得より重要なことを訴えた。

 「ただ、単位を取りたいだけなら意味がない。例えば、君たちが箱根駅伝で監督が乗車する運営管理車から、状況に応じて、選手にどのような声をかければ、その選手のやる気を引き出せるか、などを学んでほしい。それが将来、君たちが社会でリーダーになった時に役に立つと思う。陸上もビジネスも方法論は共通している部分が多い」

 定員50人の講義に希望者が殺到したため、抽選で受講生が決まった。半年間、15回の講義が行われる。テキストは原監督の著書「フツーの会社員だった僕が、青山学院大学を箱根駅伝優勝に導いた47の言葉」。原監督は「これはいい本です。13万部売れましたから。決して宣伝ではありません」と話し、学生の笑いを取った。さらに今後、ゲスト講師の登場を予告すると、驚きの声が教室に広がった。この日の最後には全受講生に大学の講義としては異例の自己紹介を促した。「私はこの教室をチームとして考えいます。みんなでいい講義にしていこう。みんな20歳を過ぎているから、最後には飲み会でもやりたいね」と熱く語った。

 原監督は17年4月に早大大学院スポーツ科学研究科(1年制コース)に入学。18年3月には最優秀論文賞を受賞した。昨年11月に青学大の三木義一学長(68)は「立派な論文を書き、満場一致で教授の就任が決まりました」と説明し、今年度から教べんを執ることが決まった。

 教授デビューを終えた後、取材に応じた原監督の声はガラガラ。「緊張しました」と苦笑い。「教授の仕事は陸上の強化にもつながる。指導の幅が広がる」と“二足のわらじ”の相乗効果を強調した。

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