渡辺雄太、NBAでの1年目終了「ここに座っている自分を誇りに思う」

ドリブルで攻め込むグリズリーズの渡辺(右、ロイター)
ドリブルで攻め込むグリズリーズの渡辺(右、ロイター)

 米プロバスケットボールNBAでグリズリーズとツーウェー契約を結ぶ渡辺雄太(24)は10日、テネシー州メンフィスで今季最終戦のウォリアーズ戦に途中出場。約19分プレーし、4得点、4リバウンドで1年目のシーズンを終えた。チームは132―117で勝利も33勝49敗でプレーオフ出場を逃し、西カンファレンス南西地区の5チーム中3位に終わった。

 最終戦でも反省が口をついた。「決めるべきシュートを決められなかった」。渡辺は第1クオーター(Q)途中から出番が訪れたが、6本連続で外した。昨季王者のウォリアーズは既にプレーオフ進出を決め、エースのカリーは欠場。序盤からリードを広げる流れに乗りたい状況で気持ちが空回りした。試合終盤、鮮やかに相手をかわしてレイアップを決めるなどし「決めて終わるのと0点で終わるのでは気分的に違う」と一息ついた。

 昨年7月に下部チームに所属しながら一定期間NBAでプレー可能な契約で入団。10月27日に日本選手2人目となるNBAデビューを果たした。下部Gリーグのハッスルと行き来しながらプレーした1年目のシーズン。「米国に来る前にいろいろ反対されたし、無理だといろんな人に言われた。納得のいったシーズンでは当然ないが、NBA選手としてここに座っている自分をまず誇りに思う」。NBA15試合に出場し、平均で2・6得点、0・5アシスト、2・1リバウンド。出場試合数などで04年にサンズでプレーした田臥勇太(38)=現・栃木=の記録を更新し、日本選手で14季ぶりとなる最高峰の舞台に確かな足跡を残した。

 一方で、課題もつきつけられた。シュート精度や技術面、シーズンを戦い抜く体力面。「守備とシュートが自分の生きていく道だと思っているので、徹底的にやり込まなければいけない」。契約2年目、さらに20年東京五輪にもつながっていく来季。向上心は尽きない。

 7月にはアピールの場となるサマーリーグが開催され、8月下旬からは日本が21年ぶりに自力出場を果たしたW杯も控える。「来季は勝負の年となるので序盤からしっかりいけるように。本当にこのオフがすごく大事だなというふうに感じている。とにかく楽しみで仕方ない」。本場でしか学び取れない経験が、渡辺のスケールを大きくする。

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