【楽天】604日ぶり首位だ!福井、714日ぶり移籍後初白星を引き出した平石監督の言葉

試合後、福井は平石監督(左)に祝福され笑顔を見せる(カメラ・佐々木 清勝)
試合後、福井は平石監督(左)に祝福され笑顔を見せる(カメラ・佐々木 清勝)
西武打線相手に力投、移籍後初勝利を挙げた福井(カメラ・佐々木 清勝)
西武打線相手に力投、移籍後初勝利を挙げた福井(カメラ・佐々木 清勝)

◆西武5―7楽天(10日・メットライフドーム)

 楽天が17年8月14日以来、604日ぶりに首位へ浮上した。ヒーローは広島からトレードで移籍した福井だ。6回2失点と粘り、新天地で初勝利。714日ぶりの白星を挙げた。

 極寒の中で魂の熱投を見せた。福井は2回から毎回走者を背負いながらも、強気の投球で6イニングを5安打2失点に抑えた。広島時代の17年4月26日の巨人戦(マツダ)以来、714日ぶりの白星。新天地初勝利だ。「久しぶり(の勝利)なので、勝つのは難しいと分かっている。ゲームを作ることができてよかった」と感慨深げに振り返った。

 プレーボール前の時点で、気温2・6度。試合中もナインの吐く息は白かった。試合開始2時間ほど前に、アップのためグラウンドに姿を見せた福井は思わず「寒っ」と漏らし、顔をしかめたほどだった。そんな中でも、より準備運動を慎重に行い、試合中も指先が冷えないように注意。寒さに屈することはなかった。

 斎藤佑樹、大石達也とともに「早大BIG3」と呼ばれ、鳴り物入りで広島にドラフト1位で入団。16年から3連覇した赤ヘル軍団の中で存在感を示せず、昨季は3試合登板で0勝3敗だった。今季からトレードで加入。制球に苦しんでいた右腕を救ったのは、平石監督からのゲキだった。「攻めての四球は福井の持ち味でもある。攻めての四球はしょうがない」。福井は大胆な投球を取り戻し「やりやすいように言ってくれている」と感謝。この日も4四球を与えたが、強い気持ちで立ち向かい、大きく崩れることはなかった。

 チームは昨年までの2年間で計14勝35敗1分けと苦しんだ天敵・西武に2連勝。17年8月14日以来、604日ぶりの首位に浮上した。則本昂、岸を欠く厳しい台所事情の先発の中、福井は頼もしい存在だ。「トレードで来て、楽しく野球ができている。この勝ちをプラスに考えて、移籍1年目なので新人のつもりで優勝するために投げたい」と右腕。平石楽天に、大きなピースが加わった。(安藤 宏太)

 ◆福井 優也(ふくい・ゆうや)1988年2月8日、岡山県生まれ。31歳。愛媛・済美高では2004年のセンバツで初出場初優勝するなど甲子園に春夏計3度出場。05年の高校生ドラフトで巨人が4巡目指名も入団辞退。その後に一般入試で早大を受験したが、不合格で1浪して07年に早大へ入学。10年1位で広島に入団。昨オフに菊池保則とのトレードで楽天入り。178センチ、85キロ。右投右打。年俸2500万円。

試合詳細
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