【Bリーグ】北海道、18連敗残留PO濃厚…苦戦の理由を担当記者が分析

第2Q、敵陣に切り込みゴールを狙う桜井
第2Q、敵陣に切り込みゴールを狙う桜井

◆B1リーグ ▽栃木95―83北海道(10日・北海きたえーる)

 レバンガ北海道はホーム最終戦で栃木に83―95で負け、チームワースト記録を更新する18連敗となった。600試合連続出場達成のSF桜井良太(36)が奮闘したが、栃木の3点シュート攻勢に屈した。通算10勝46敗で全体最下位のまま。B1残留プレーオフ行きが決まった。次戦は13日、アウェーで秋田と対戦する。苦戦している要因を担当の小林聖孝記者が「見た」で分析した。

 北海道に初のプロバスケットボールチーム・レラカムイ北海道(当時)が誕生した2007年以来、取材を続けてきた。今季のレバンガの苦戦は、11~12年シーズンに現チーム名になってから最も深刻なものに映る。

 シーズン前からつまずいた。昨春まで5シーズン指導し、昨季はB1全18チーム中11位に導いた水野宏太元HC(36)=現A東京AC=の去就が決まるのが遅れた。退団決定は昨年7月で後任探しは難航した。ブラジル人のジョゼ・ネト前HC(48)が就任したのは8月中旬で選手補強も後手を踏んだ。

 ネト前HCは同国代表チームなどを務め、個人技重視の指導を行った。しかし、これまで組織プレーで戦い、若手育成にも力を入れたいチーム方針と微妙なズレが生じた。練習場が異なる3部練習などで選手が戸惑ったこともあった。

 そして昨年12月、指揮官が交代した。元日本女子代表監督・内海知秀HC(60)が組織的戦法を復活させたが、故障者が相次いだのは痛かった。今季は、シューターとPF強化を図ったが、期待されたSG牧全(26)が左前十字靱帯(じんたい)損傷で今季は未出場。補強した198センチの市岡ショーン(28)も右足を痛め、米国に帰国した。3月に松島良豪(27)、4月に多嶋朝飛(30)の両司令塔が負傷離脱し、終盤の勝負所でB1初参戦のPG山本柊輔(25)にゲームメイクを頼らざるを得なかった。多嶋主将は「今季はチームが固まり切れない」と再三苦悩をにじませた。

 B1残留へ厳しい状況は続くが、この日も大勢の観衆がつめかけた。北海道にプロ球団誕生以来、12シーズン積みあげてきた新たなスポーツ文化。今季のスローガンは「超えろを超えろ。」。窮地を乗り切るしかない。(小林 聖孝)

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