クラーク仙台、女子25人で日本一目指す! 石田監督「ようやく部になった」

新入生歓迎会であいさつする女子硬式野球部員(左は庄司主将)
新入生歓迎会であいさつする女子硬式野球部員(左は庄司主将)
総勢25人の部員で日本一を目指すクラーク記念国際の女子野球部員(カメラ・遠藤 洋之)
総勢25人の部員で日本一を目指すクラーク記念国際の女子野球部員(カメラ・遠藤 洋之)

 クラーク記念国際高校仙台校の入学式が9日、仙台市内の同校で行われ、スポーツコース女子硬式野球専攻に14人が加わった。静岡・フジヤマベースボールクラブで軟式野球の全国大会に出場、男子相手に力投した左腕・前島悠(はるか)ら、全国9県から精鋭が集まった。全国高校女子野球選抜大会(3月27日~4月2日、埼玉・加須)で準優勝した1期生の2年生11人と共に、男女通じて東北勢初の高校日本一を目指す。

 1期生11人で全国準優勝を達成、日本一が大きく見えてきたクラーク記念国際に、心強いルーキー14人が集まった。新入生は6日の練習から合流。入学式では緊張した様子だったが、続く歓迎会で国内の女子高生最速右腕(125キロ)となった小野寺佳奈(2年)から「夢に向かって一緒に頑張っていきましょう」と声をかけられると、表情が一気に和らいだ。

 東北を中心に全国9県から14人が入学。中でも有望なのが、左腕の前島だ。父・雅樹さん(45)が指導するクラブに入り、小学1年から男子に交ざってプレー。昨春の全国大会ではエースとして16強入りに貢献した。静岡には女子硬式野球部がある高校がなく「いろいろチームを見て、一番行きたいと思えた。今まで男子の中でやってきたので女子と一緒にプレーできるのも楽しみです」とクラーク入りを決断した。

 普段はファッション誌を読むことが好きで「野球のこと以外は普通の女子です」と照れ笑いを浮かべるが、軟式で110キロを超える直球に加え、カーブやフォークなどの変化球を駆使する左のエース候補だ。選抜大会もインターネットで逐一チェックし「日本一になるためにここに来た。小野寺先輩が目標だし、私も125キロを出せるように頑張っていきたい」と決意を新たにした。

 2学年25人となった新チーム。11人で活動していたこの1年は実戦的な練習が制限されていたが、人数が揃って“悩み”がひとつ解消された。石田隆司監督(29)は「ようやく部になったという感じ。楽しみな1年生もたくさんいます」と期待する。選抜大会で優勝した神戸弘陵と「体の差」を痛感したという指揮官は「最初は基礎から。挑戦者というのは変わらないので、しっかり体を作って日本一を目指したい」。25人で大きな成長を遂げ、今夏の全国女子高校選手権で頂点に挑む。(遠藤 洋之)

 ◆クラーク記念国際高校 1992年、通信制高校として開校。本校は北海道深川市。男子の硬式野球部は北北海道代表として2016年夏の甲子園に初出場(初戦敗退)。北海道から沖縄まで全国各地に64のキャンパスがあり、学生数は約1万1000人。仙台キャンパスは若林区にあり、約290人が在籍する。女子野球部は仙台キャンパスの全日型スポーツコース女子硬式野球専攻で学ぶ。校長は80歳の時に世界最年長でエベレスト登頂に成功した冒険家の三浦雄一郎氏(85)。

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