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【広島】床田、724日ぶりプロ2勝は“愛ハム”のおかげ?「俺も頑張る」

スポーツ報知
力投する床田

◆広島10―3阪神(6日・マツダスタジアム)

 ♪とっとこ~投げるよ床田く~ん 広島の3年目左腕・床田寛樹投手(24)が新人だった2017年4月12日の巨人戦(東京ドーム)以来、724日ぶりのプロ2勝目を挙げた。

 6回5安打2失点で今季1勝。最速149キロの直球を軸に、左打者にはカットボール、右打者にはツーシームの出し入れで阪神打線を翻弄。「要所をしっかり締められたのは良かったです。粘り強い投球ができました」と胸を張った。

 「つらかったですが1軍の舞台で勝てて良かったです」―。初勝利から1週間後の同年同月19日のDeNA戦で左肘を痛め、同年7月に左肘関節内側側副じん帯再建術(トミー・ジョン手術)を受けた。昨季終了まで1軍登板ゼロ。投げたくても投げられないもどかしさの中、取り組んだのは肉体改造だった。下半身をいじめ抜いて、入団時の70キロから、現在86キロまで増加。自己最速も148キロから150にアップした。

 苦しいリハビリを乗り越えられたのは、そばに“愛ハム”がいたからだ。「寮生だったんですが、部屋でジャンガリアンハムスターを飼ってました。名前ですか? ベタですが『ハム太郎』です」。ケージ内の回し車でクルクル走るハム太郎を見つめては「頑張ってるなあ。俺も頑張らんと」と勇気をもらった。ハム太郎は天寿を全う。退寮して現在は2代目の「ひまわりちゃん」を飼育している。こちらもアニメ「とっとこハム太郎」のキャラクターから名前を取ったようだ。

 近い将来はイヌやネコも飼いたいという動物大好き左腕。「同時に飼うんじゃなくて、先にイヌを飼った方がネコと仲良くなれるそうです」とリサーチもバッチリだ。新人王の権利を持つ24歳に、いろんな意味でブレイクの予感が漂う。

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