◆広島2―3阪神(5日・マツダスタジアム)
広島が2連敗で2日以来の単独最下位。先月31日から続く最下位(タイを含む)を脱出することはできなかった。
先発・大瀬良大地投手(27)は6回まで5安打1失点と粘投したが、1点リードの7回2死一塁、代打・中谷に決勝の逆転2ランを浴びた。外角を狙った直球がシュート回転して真ん中高めに入ってしまった。「2ランを打たれるまでは粘り強く投げたと思います。あの1球が失投になった。防げたボールだった」と振り返った。
先月30、31日(巨人戦)に続き本拠地では3連敗。昨季までの3連覇中に
▼16年7月24日(阪神戦)、29、30日(DeNA戦)
▼17年4月19、20日(DeNA戦)、25日(巨人戦)
▼18年9月5、6日(阪神戦)、11日(DeNA戦)
と、各年1度しかなかったマツダでの3連敗を早くも記録した。
それでも緒方孝市監督(50)は「大地はしっかり試合を作ってくれた。打線も援護の形を作れている。僅差で勝てなかったのは悔しいが、こういう展開で勝ち切る試合を増やしていかないと」と前を向いた。