将棋連盟理事予備選に東京7人、関西2人の棋士が立候補

スポーツ報知
東京・渋谷区の将棋会館

 日本将棋連盟理事の任期満了に伴う予備選挙の立候補が5日午後5時に締め切られ、専務理事の森内俊之九段(48)は届け出ず、1期で退任することになった。

 同い年の羽生善治九段(48)と小学生時代からのライバルとして知られる森内九段は、名人のタイトルを通算8期獲得した永世名人(十八世名人)資格保持者。不出馬について「残る任期まで職務に全力を尽くしたい」と述べている。

 2017年3月、名人を目指す順位戦で最高峰のA級からB級1組に陥落したことを受け、順位戦参加資格がないフリークラスへの転出を宣言した。同4月の連盟理事予備選挙に立候補し、当選。佐藤康光会長(49)を支えるトップ2の立場である専務理事として公務に就いている。

 将棋連盟の常勤理事は8人。任期は2年で、予備選挙を経て6月の通常棋士総会で選出される。

 なお、予備選への立候補を届け出たのは、東京本部(定数5)が森下卓九段(52)、佐藤康光九段(49)、鈴木大介九段(44)、清水市代女流六段(50)=いずれも現職、届け出順=、西尾明七段(39)、田中寅彦九段(61)、佐藤秀司七段(51)=届け出順=の7人、関西本部(定数2)が脇謙二八段(58)、井上慶太九段(55)=いずれも現職、届け出順=の2人。関西は定数と同数のため信任投票となる。

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