【箱根への道】東農大・小指徹監督、早大進学の息子・卓也と駅伝ライバルに

昨年11月に就任した東農大・小指徹監督
昨年11月に就任した東農大・小指徹監督

 学生長距離界に新たな風が吹く。1月の都道府県駅伝で福島県チームの初優勝に貢献した小指(こざす)卓也(学法石川高)がこの春、早大に進学。父は東農大の小指徹監督(54)で、昨年11月に就任した“新人監督”は6年ぶりの本戦復帰に意気込んでいる。大学駅伝界で初めて父子でライバルとなる2人をはじめ、王者・東海大や巻き返しに燃える東洋大など、新入生の動向に迫った。

 「大根踊り」を名物とする東農大は歴代7位の69回の出場を誇るが、14年を最後に箱根路から遠ざかる。昨年の予選会は16位で完敗。その後、1989年びわ湖毎日マラソン優勝などの実績を持つOBの小指監督が就任。古豪再建を託された。

 実業団スバルで監督経験を持つが、学生の指導は初めて。「昨年まで天気が悪いとフリー練習になることもあったが今では選手の意識が変わった」。小指監督はチーム改革に確かな手応えをつかんでいる。

 東農大の“新人監督”は早大期待の新人の息子に対してはクールに話す。「たまたま、それなりに速いが、私が卓也に陸上を教えたことはない。所属チームの指導者にお任せしています」

 山梨学院大の上田誠仁監督(60)と健太(23)=日立物流=。大東大の奈良修監督(48)と凌介(4年)。元国学院大の森田桂監督(48)と青学大の森田歩希(22)=GMO=。これまで大学駅伝界で同チーム、あるいは時期が異なる別チームの“父子鷹”は存在したが、同時期に父子が対決することは初。「今年は予選会で早大と一緒になる。卓也が出られればいいですが、それより、東農大が突破することに集中しています」と言い切る。小指親子の対決は、今季の大学駅伝界の見どころのひとつとなりそうだ。(竹内 達朗)

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