ピエール被告保釈でダメージ再び 本人は知っているか、映画関係者の悲痛な「叫び」

保釈され、頭を下げるピエール瀧
保釈され、頭を下げるピエール瀧
4日、保釈され湾岸署を出るピエール瀧
4日、保釈され湾岸署を出るピエール瀧

 何という間の悪さだろう。麻薬取締法違反容疑で起訴されたミュージシャンで俳優のピエール瀧被告(51)が4日夜、保釈された。この事件で“被害”を受けながら、いまも振り回され、奔走している多くの映画関係者たちがいる。

 事件が起きて、本来のPR活動も出来ない。その混乱ぶりを聞くと気の毒でたまらない。そして4日の保釈。よりによって、なぜこの日になったのか。あぜんとした関係者は少なくない。この日は、ピエール瀧被告が事件で降板し、奥田瑛二(69)がピンチヒッターをつとめる「居眠り磐音(いわね)」(本木克英監督、5月17日公開)のイベントがあった。一方、5日は東映が同被告の出演シーンをそのまま使用することを決めた「麻雀放浪記2020」(白石和彌監督)の封切り日という大事な日。

 事件に振り回されながら、ようやく騒ぎが少し落ち着いたかに見え、作品そのものに目が向きかけた矢先に…。いろんな報道でお気づきだと思うが、結局、ピエール保釈報道で催しの扱いはほとんど「添え物」扱い。この2次被害的なものは損害賠償請求時に含まれないのだろうか、と思ってしまう。

 先の東映での「麻雀―」上映についての説明会見で「今後、ガイドラインのようなものをつくらないのか」という質問をした人がいた。しかし、これは相当難しい話だ。「作品に罪はない」という言葉にも、微妙な違和感を覚えてしまうのはなぜだろう。

 今回、事件を起こしたのは1人で被害者もいないのだから、という考え方。しかし、仮に似た事件で2人、3人と逮捕者が出た場合はどうするのだろう。それでも作品に罪はないのだろうか。ガイドラインを作れば逆に「どれだけ多くの人に迷惑をかけるのか」という抑制力が効かなく恐れも出てくる。

 陰で奔走するある関係者から5日連絡があった。「参りました。なぜこの時期に。これ以上は勘弁して欲しい…」重苦しいため息まじりに発せられる言葉は「叫び」に聞こえた。(記者コラム)

保釈され、頭を下げるピエール瀧
4日、保釈され湾岸署を出るピエール瀧
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