【日本ハム】栗山監督、メジャー流継投に手応え「常識を疑って新しいものが生まれる」

スポーツ報知
降り続く雪の中マウンドで奮闘した先発の加藤

◆楽天3―1日本ハム(2日・楽天生命パーク)

 日本ハムの栗山英樹監督(57)が楽天戦で米大リーグの投手起用法オープナーをアレンジした“1試合2先発制”を導入した。先発左腕の加藤貴之投手(26)は3回1安打無失点ながら、4回からは来日1年目のジョニー・バーベイト投手(26)をマウンドに送る新継投策。2人で1失点も、打線が楽天先発の辛島に7回まで3安打に封じられ、開幕3連勝を逃した。

 栗山監督は引き締まった表情で振り返った。温めてきた「1試合2先発制」を解禁したものの、勝利には結びつかなかった。「常識を疑って新しいものが生まれるはずだと思って野球をやっているだけ。批判覚悟で行っている」と淡々と言葉を並べた。加藤、バーベイトに3回ずつを任せ、狙い通り6回を1失点に抑えたが、打線が今季最少の3安打に封じ込まれた。

 球場がざわついた。無失点だった先発・加藤を3回46球で降板。4回からバーベイトに切り替えた。どちらも開幕前の登板では5回以上を投げ、先発として調整してきた。雪が舞う過酷な環境で1回に22分間試合が中断するアシクシデントもありながら、2投手は役目を果たした。木田優夫投手チーフコーチ(50)は「先発した加藤の3回で交代は予定通り。2人でしっかりゲームを作れて頑張ってくれた」と振り返った。

 木田コーチは今後の起用法に関し「いろんなことをやる」と含みを持たせた。開幕前に先発ローテの軸として期待していたマルティネスが故障離脱。開幕3連戦で延長2試合と中継ぎ陣を酷使したことも新投手起用法を使った理由の一つだ。

 先発、中継ぎの概念をぶち壊す。「先発とかっていうよりも2人がリリーフで最初から投げているって考えたら、その分を補っているってだけ」と指揮官。先発5イニングの概念に固執せず9回を分業制にすることで、143試合の投手起用に幅が生まれる。右腕から左腕などタイプの違う投手につなぐことで、敵打線の目先を変える効果もある。4日の楽天戦でも斎藤のオープナー起用が濃厚。次戦こそ栗山マジックで勝利に導く。(秦 雄太郎)

 ◆オープナー 救援の投手を先発させ、上位打線を抑えて失点率の高い立ち上がりを乗り切った後、2番手に本来の先発投手を持ってくる継投策。昨年5月19日、右の強打者が上位に並ぶエンゼルスに対して、レイズが右の救援投手のロモを先発させて1回無失点、2回からヤーブローを起用した。

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