藤光謙司、横浜で5月開催の世界リレーを東京の追い風に…リレーコラム

藤光謙司
藤光謙司

 2月中旬から3月上旬まで、ドバイでの冬季合宿はとても充実したものになりました。今回使った「マイケル・ジョンソン・パフォーマンスセンター」は、120メートルの室内走路やウェート場などを備えていて、練習に必要な設備が全て1か所に集まっています。室内なので夏場の暑さが厳しい中でも使えるので、今後、シーズン中にも練習拠点として使えそうな幅が広がった感じ。今回開拓しておくことができて良かったです。

 さて、国際陸連が20年東京五輪に向けて定めた参加標準記録が3月に公表されました。200メートルは20秒24。現在の世界基準で考えたら、それくらいになるなという気持ちで受け止めています。戦える人間で五輪を、と考えたら参加標準が高くなるのは当たり前だし、逆にそれくらい出さなかったら出てこないでよという基準だと思っているので。ランキング制の兼ね合いと、まだ曖昧な部分もありますが、参加標準は大きなアドバンテージになる。まずはそこを目標にしたいです。

 海外では、フロリダ大の(サニブラウン・)ハキームが順調にシーズンに入りましたね。3月の全米大学室内選手権60メートル予選で日本記録タイの6秒54。僕らもちょっと「おっ!」ってなったニュースでした。昨年右脚を痛めたけど、今年へしっかり準備してきたのかなと見受けられる走りです。僕も昨年は左太ももを痛めて、今年こそは、という思いがある。狙った試合でしっかり走れるように、計画してやっていきたいです。

 来月は世界リレーが横浜で開催されます。日本で世界規模の大会をやるのは、400メートルリレーが注目を浴びてから初。陸上の魅力を植えつける上でポイントになる大会だと思っています。地元の応援をパワーに変えて追い風にする、という意味でも東京五輪へ重要な予行演習。いい結果を残せば東京へいいイメージづけもできるし、そこも気にして試合を迎えたいです。

 ◆藤光 謙司(ふじみつ・けんじ)1986年5月1日、さいたま市生まれ。32歳。世界陸上は2009年ベルリン大会で初出場し、17年ロンドン大会男子400メートルリレーのアンカーで銅メダルに貢献。五輪は16年リオ大会200メートルで初出場(予選敗退)。200メートル自己記録は日本歴代3位の20秒13(15年)。182センチ、69キロ。

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