驚いた「6分の6」東京五輪世代、続々とクラブで主力に 久保だけじゃない宝の山

(左から)F東京・久保、横浜M・三好、遠藤
(左から)F東京・久保、横浜M・三好、遠藤

 先週末は、記者生活で初めての“3連戦”だった。様々な事情が重なり、担当する鹿島の試合(30日・磐田戦)だけでなく、29日の横浜M―鳥栖(日産ス)、31日の清水―湘南(アイスタ)と、3日続けてJ1の試合を取材することができた。

■全6チームで五輪世代先発

 6チームには、共通点があった。東京五輪世代で、U―23アジア選手権予選(3月22~26日・ミャンマー)から帰国したばかりのU―22代表メンバーが先発していた。まさかの「6分の6」だった。

■酷暑からの帰国後中1日で

 40度近い酷暑の環境で、3試合を戦い終えての合流。帰国から中1日の強行軍でMF三好康児(横浜M)とDF原輝綺(鳥栖)が先発し、MF遠藤渓太(横浜M)が途中出場した。中2日でDF町田浩樹(鹿島)とDF大南拓磨(磐田)が続き、中3日でDF立田悠悟(清水)とMF杉岡大暉(湘南)。科学的根拠は不明だが、町田の「暑いところから戻って来たので体が動いた」という言葉は印象的だった。「若いって素晴らしい」の一言でも片づくが、彼らがクラブで主力の地位を築いていることの表れでもある。

■17人中14人がメンバー入り

 他会場でFW久保建英(F東京)が存在感を見せるなど、多くの選手が気温差30度の環境下で出場機会を得た。ミャンマー遠征参加のJ国内組は17人。そのうち、合流直後の試合で14人がメンバー入りし、12人がピッチに立った。

■欠かせない戦力の証し

 各クラブはこのJ中断期間、ここまでのチーム状況を踏まえて様々な「変化」にトライしたはず。A代表ならともかく、世代別代表選手がそんなチームに戻ってすぐに試合に出る―。チームに欠かせない戦力であることの証しである。

■飛び級狙う4人も

 さらに、欧州遠征(3月18~27日)に臨んだU―20代表から、MF安部裕葵(鹿島)、MF鈴木冬一(湘南)、MF滝裕太(清水)の3人、“UAE遠征(3月20~24日)から合流したU―18代表MF松岡大起(鳥栖)が好パフォーマンスを見せる姿も、記者席から確認することができた。

■東京五輪は予選なし

 これまでの五輪代表は、候補選手が所属クラブで出場機会に恵まれず、五輪予選などの代表活動で試合勘を取り戻すケースが多かった。その間はクラブを離れるため、戻ってもフィットしきれず試合経験を積めない悪循環があった。東京五輪は予選がない。クラブでの出場機会の確保は、過去の五輪以上に意味を持つ。

■OAとA代表組が加われば…

 まさかU―20、18代表の4人を含め、3日間3試合のJ1取材で11人の世代別代表のプレーを見られるとは思わなかった。彼らがクラブで主力に君臨し続け、最大3人のオーバーエイジとA代表組のMF堂安律、DF冨安健洋が加われば…。東京五輪への大きな可能性を感じた3日間だった。(記者コラム・岡島 智哉)

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