森山未來が見た 大河「いだてん」志ん生役・たけしの凄み「役に寄せない」

スポーツ報知
森山美來が出演する「いだてん」の一場面

 NHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」(日曜・後8時)に出演している俳優・森山未來(34)がこのほど、東京・渋谷の同局で行われた取材会に出席した。共演するタレントのビートたけし(71)の知られざる素顔を語った。

 森山は劇中で、たけし演じる落語家・古今亭志ん生の若かりし頃の美濃部孝蔵役。生粋の江戸っ子で10歳の頃から酒と博打(ばくち)を覚え、小学校を退学になった“悪童”。家を勘当され、その日暮らしで稼いだ金は「飲む、打つ、買う」に使い果たす。だが、運命的な出会いにより、落語家を目指すことになる役どころだ。ドラマの語りも担当している。

 “同一人物”を演じるたけしの役作りは気になるところで、スタジオに赴くと驚かされた。「志ん生に寄せているのかなと思ったら、金髪のたけしさんがたけしさんのままやっていた。それでいいんだと思った」。ある種の気付きだった。

 高座に上がって小話を披露するシーンでは、「生粋の芸人さん。高座に上がる意味をちゃんと理解している。僕は、覚えた小話を高座でやることしかできない。たけしさんは、目の前に客がいるシチュエーションで撮影することが分かっている場合は、事前に小話を用意している。まずエキストラの人たちの表情を撮るためにやる」と、その芸人魂に感銘を受けた。たけしは旧知のディレクターの要望に応え、ある時は長回しで台本にない小話を延々と話し続けたこともあったという。

 幼少期から志ん生の落語を聞いて育ったたけしは、2017年のキャスト発表会で、今回の出演オファーについて「うれしくて仕方なかった」と笑顔を見せた。真顔で「志ん生さんが脳梗塞で倒れる前後に末広亭で親と見たことがあり、今でも全盛期のDVDを持っている。国宝のようで、落語界で一番尊敬する人」とも話していた。一方で、立川談春にあやかった「立川梅春」の高座名を持っている。

 これまで、森山が一度だけ撮影が一緒になった際、たけしは楽屋に戻らずにセットの裏で、モニターを物静かに見つめていたという。「しゃべりはじめると気軽に話してくれた。『立川流は、理屈っぽいよね。古今亭の方が温かみがあるよね』と話していた」と、秘話を明かした。

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