【センバツ】明石商2年・中森、自己最速タイ146キロ&10K完投 Gスカウト「来年必ずドラフト候補」

国士舘打線を10奪三振の力投で完投した明石商・中森(カメラ・岩下 翔太)
国士舘打線を10奪三振の力投で完投した明石商・中森(カメラ・岩下 翔太)

◆第91回センバツ高校野球大会第5日 1回戦 明石商7―1国士舘(27日・甲子園)

 初球で聖地をどよめかせた。明石商の2年生右腕・中森俊介がいきなり自己最速タイの146キロをマーク。「初回は全力でいった」。9安打を浴びながらも要所を抑え、終盤も140キロ台を連発。10奪三振1失点の完投で、東京王者の国士舘をねじ伏せた。2つの押し出し四球で2打点も挙げ「甲子園で146キロを出せたのはうれしい」と、はにかんだ。

 昨夏の甲子園は八戸学院光星(青森)との1回戦に登板。145キロを出したが、8回途中から救援して敗戦投手になった。昨年11月に教育実習で母校を訪れたOBの西武・松本航投手(22)から教わった体幹トレーニングで成長した。巨人の岸スカウトは「伸びしろを感じる。来年は必ずドラフト候補になる」と高評価した。

 中日の根尾昂内野手(18)をほうふつとさせる優等生だ。狭間善徳監督(54)は「成績はオール5」と明かし、本人によれば「学年280人中10番目ぐらい。得意科目は数学」という。特技はピアノで簿記検定1級の取得も目指している。母・美幸さん(40)は「小さい頃から兄と洗濯とか洗い物とか当番制でやっていた。何でもできるので、いつでも嫁に出せます」と、冗談交じりに明かした。

 8強進出の3年前のセンバツ以来の甲子園白星。満足感はあるかと問われた中森は「ありません。もっとできる」と貪欲。「目標は日本一」と、2009年の清峰(長崎)以来の公立校Vをぶち上げた。(伊井 亮一)

 ◆中森 俊介(なかもり・しゅんすけ)2002年5月29日、兵庫・篠山市生まれ。16歳。福住小3年から軟式の「多紀野球少年団」で始め、篠山東中では軟式野球部に所属。3年夏からボーイズリーグの「三田ボーイズ」でプレー。明石商では1年春からベンチ入り。球種はスライダー、カーブ、チェンジアップ、スプリット。182センチ、83キロ。右投左打。

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