◆ウエスタン・リーグ 中日10―5広島(26日・ナゴヤ)
左肋骨(ろっこつ)手術からの復活を目指す中日・浜田達郎投手(24)が6回から3番手でマウンドに上がった。先頭・メヒアにソロアーチを浴びたものの、その後は3人で抑え、1イニングを1失点。「本塁打は打たれてしまったんですけど、結果としてストライク先行で、12球で終われたので良かった」。その裏に味方が逆転し、白星まで転がり込んだ。
浜田達は16年、17年と2年続けて左肘を手術。上肢のしびれが消えず、昨年10月には左の鎖骨と交差する第一肋骨(ろっこつ)を切除する手術を受けた。この日のマウンドは、昨年7月10日のウエスタン・阪神戦(鳴尾浜)以来、259日ぶりの実戦登板だった。「もどかしさはあったんですけど、今こうしてマウンドに立てていることに感謝したい」と喜びを口にした。
愛工大名電高時代はエンゼルス・大谷、阪神・藤浪と並び高校BIG3と称された。だが度重なる故障で16年オフに戦力外通告を受け、その後は背番号203の育成選手として練習に励んでいる。「試合でやることは変わらない。自分の中でスキルアップして、早く1軍のマウンドに立てるように頑張りたい」と誓っていた。