小川彩佳&宇賀なつみアナのW退社に元乃木坂アナの抜てき…テレ朝激動の春の真相とは

テレビ朝日を退社する“Wエース”小川彩佳アナウンサー(左)と宇賀なつみアナウンサー
テレビ朝日を退社する“Wエース”小川彩佳アナウンサー(左)と宇賀なつみアナウンサー
入社26年目にして自身の冠番組が誕生するテレビ朝日の大下容子アナウンサー
入社26年目にして自身の冠番組が誕生するテレビ朝日の大下容子アナウンサー

 Wエースアナウンサーの電撃退社に入社前の元アイドル新人の抜てき。さらにベテランアナの冠番組誕生―。まさに激動のテレビ朝日のトップにたっぷりと本音を聞く機会があった。

 26日、東京・六本木の本社で行われた角南源五社長(62)の定例会見。この日は年度末の会見ということで“テレ朝のドン”とも言われる早河洋会長兼CEO(最高経営責任者=75)も半年に1回の出席となった。

 卒業の季節のこの春、激震に見舞われている同局。入社以来、エース級の活躍をしてきた宇賀なつみアナウンサー(32)が3月末で退社。昨年9月まで看板番組「報道ステーション」のサブキャスターを務めた小川彩佳アナウンサー(34)も退社時期を調整中。6月からライバル局・TBSの看板ニュース番組「NEWS23」のメインキャスターに就任すると報じられている。

 早速、このエース級アナのW退職について聞かれた早河会長は「2人の退社というのは基本的に職業選択の自由だと受け止めています」と静かな口調で答えた。

 その上で「昔に戻れば、日本初のワイドショー司会者の木島則夫さんはNHKからNET(現在のテレ朝)に来た。時代を遡っていくと、久米宏さんはTBSからテレビ朝日の『ニュースステーション』。古舘(伊知郎)君はいったん(テレ朝から)独立して『報道ステーション』に戻ってくる。小宮(悦子)君はちょっと違って、『ニュースステーション』をやっている時にフリーになって、そのまま、ずっとテレ朝一筋。いろいろな選択がある。女子アナも男子アナも政治家になったり、実業家になったり、社会貢献の道を選んだりしてきた」と、同局絡みの歴代スターアナの歴史をひもといてみせた。

 そして、「宇賀君、小川君の2人はアナウンサーを継続される。共通しているのは、組織を離れて新天地で自分の主体性を発揮しながら活躍していきたいということだと思います」と話し、「彼女たちが社内で自分で書いたプレスリリースに『テレビ朝日で大変お世話になって、番組やスタッフに感謝しています。これまでの人生を考え、悩んだ結果、独立することにしました』と書かれていた。そのまま素直に受け止めてもらえばと思います。悩んだ内容とか細かなものは知るよしもないし、心の中は機会があったら、ご当人に聞いてもらいたい」とした。

 一方で大抜てきもあった。4月1日に入社する元「乃木坂46」の新人・斎藤ちはるアナウンサー(22)が朝の情報番組「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜・前8時)の2代目アシスタントに抜てきされる。同アナは1日の入社式前にメインキャスター・羽鳥慎一(47)のアシスタントとして早くも番組デビューする形。「いくら何でも促成栽培過ぎないか?」と思ったから、そのまま早河会長に失礼を承知で聞いた。

 「宇賀アナや小川アナといったエース級アナの同時退社で人材不足なのではないか?」―。

 強面のルックスそのまま、こちらをじっと見つめた早河会長は「人材不足ということはないですね。うちには60人くらい(アナウンサーが)いますから」と、まずきっぱりと否定した。

 その上で「朝の松尾(由美子)君とか、昼は大下(容子)君、夜も富川(悠太)君とかがいて、人材が不足しているということはないんです。だが、存在感を皆さんが認めてくれる宇賀さんは急な退社ということになるので、現場は(斎藤アナの抜てきを)検討したみたいです」と明かした。

 その上で「一つのポイントは羽鳥さんが手だれのプロの進行ができるアナウンサーということ。(番組を)時間帯(視聴率)NO1まで押し上げてくれましたので、彼に預けると。彼に実戦の中で(斎藤アナを)教育してもらうのが一番いいと(判断したと)現場から聞いています」と答えた。

 女子アナ絡みの異例の動きはもう一つ。「ワイド!スクランブル」(月~金曜 第1部 前10時25分~正午、第2部 後0時30分~1時40分、4月8日から後0時50分)が4月から「大下容子ワイド!スクランブル」に番組名変更されるのだ。

 93年に同局入社。96年4月にスタートした同番組に98年から加入して20年間、番組を支えてきた“功労者”大下容子アナウンサー(48)の冠番組が誕生することについて、早河会長は「番組は他局と互角に渡り合っている」と高評価。その上で大下アナの冠番組化について「さらなる飛躍を期待しての措置です」と貪欲に話した。

 他局でも、この春は別れの季節。TBSでは1月末で電撃退社した吉田明世アナ(30)に続いて、ツンデレ・キャラで人気となった宇垣美里アナ(27)が3月いっぱいで退社する。大手芸能プロダクション・アミューズ所属タレントとして多くのバラエティー番組出演が目立つ吉田アナに続き、宇垣アナもオスカー・プロモーション入りが、すでに報じられている。

 電撃退社する人。タレントに転向する人。ライバル局でキャスターを続ける人。入社日に抜てきされる人。入社26年目に自身の冠番組が誕生する人。女子アナの人生も本当に様々だ。

 「職業選択の自由」として、温かく送り出すキー局に、そこから羽ばたき、人生の新天地を積極的に求める女性たち。そこにはただ、人それぞれ、悲喜こもごもの人生模様だけが横たわっている。(記者コラム・中村 健吾)

テレビ朝日を退社する“Wエース”小川彩佳アナウンサー(左)と宇賀なつみアナウンサー
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