横審、白鵬の三本締めに苦言…「万歳」に続き物議 神事前の“締め”に「あるまじき行為」

24日の千秋楽で白鵬は三本締めでインタビューを終えた
24日の千秋楽で白鵬は三本締めでインタビューを終えた

 日本相撲協会の諮問機関、横綱審議委員会(横審)の定例会合が25日、東京・両国国技館で行われ、春場所で通算42度目の優勝を果たした横綱・白鵬(34)=宮城野=が観客に呼びかけて三本締めした振る舞いに“苦言”を呈した。

 問題視されたのは土俵脇での優勝インタビューの最後、ファンに「大相撲の発展を祈念して」と促して音頭を取ったこと。本来なら千秋楽の表彰式後、「神送りの儀式」で本場所のすべての神事を終えることになっているが、その前に“締めて”しまった。各委員からは「相撲協会を引っ張る第一人者だから、あるまじき行為」という厳しい意見も出たという。

 横審の矢野弘典委員長(産業雇用安定センター会長)は白鵬の全勝Vについて「上位陣が若手台頭の壁になった。(千秋楽結びの)横綱戦は心に残った」と取組は高評価しつつ、三本締めには「横綱といえども、一力士としてやれる立場にあるか疑問。(過去に)万歳して問題になった。『おかしいんじゃないか』という意見を理事のみなさんに伝えた」と続けた。

 白鵬は、元横綱・日馬富士関の暴行問題で揺れた17年九州場所千秋楽の優勝後にも、インタビュー中に観客と万歳三唱。当時、理事会に師匠・宮城野親方(元幕内・竹葉山)とともに呼び出され、八角理事長(元横綱・北勝海)から「横綱の品格にかかわる」と厳重注意を受けていた。

 今回の三本締めが、28日の理事会で話し合われるかは未定。芝田山広報部長(元横綱・大乃国)は「会場(の雰囲気)は明るくなったが賛否両論ある。協会として大事なものは教育していかないといけない。また後日対処する」と話すにとどめた。平成最後の本場所が思わぬ形で物議を醸してしまった。

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