末續慎吾、五輪銀メダル獲得後の空白の9年を明かした 恩師「自殺するんじゃないかと…」

末續慎吾
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 北京五輪4×100mリレー銀メダルの末續慎吾(38)が24日放送のフジテレビ系「ジャンクSPORTS あの人に感謝3時間SP」(日曜)に出演し、メダル獲得後に一時陸上から離れていた理由を明かした。

 末續はメダル獲得した時、「極限の練習をしてて、極限の緊張状態で全てやってて、このままだったら本当に死ぬなと思って…死を考えるというか死を感じる」と心身ともにボロボロだったことを明かした。その状態を救ってくれたのが高校時代の恩師だそうで、当時の様子を「しょうすいというか、明らかに精神的に参ってる。自殺するんじゃないかと思ってた」と恩師は語った。

 03年世界陸上で世界大会短距離種目で日本人初の銅メダルを獲得した末續。日本陸上界の歴史を変えたことで、国民の期待が高まった。しかしその周囲の期待で「(結果が出ないと)観客の人は当然『あ~』って言いますよね。期待してくるわけだから。それ以上に自分が『あ~』って思ってるんですよね」といい、原因不明の手の震えなどが起きるほどのプレッシャーを感じていたと説明した。

 そのプレッシャーの中、五輪で銅メダルを獲得「もちろんうれしいですよ。ただそれよりも、日本代表して世界大会出てメダルを取って帰ってくるっていう、自分の中で思っていた重責を果たすことができた。ただそれだけでしたね」と当時の心境を明かした。さらに、「重責を終えて早く寝たいと思っていた」という五輪後の祝勝会で何とか保っていた気持ちが崩れてしまい、会場に訪れていた母親をみると泣き崩れてしまったといい「周りは引いてました。今は笑って話せますけど、引いてたんじゃないですか」と話した。

 その後も、震えが止まらない末續は恩師に遠征先から助けを求めたそうで、恩師は「電話口で場をわきまえずに泣くのは普通じゃないでしょ?大の大人が。『手が震えて止まりません』とか言うから。『熊本帰ってこい。荷物まとめて帰ってこい』」と当時の様子を語った。

 それから末續は無期限の休養を宣言。故郷熊本で数年を過ごし落ち着きを取り戻し始め、恩師から「そろそろ、自分の好きなように走ったらどうだ?」と声をかけられたことで「肩に乗っていた何かが下りた感じがした。許された感じ。『もういいんだ』って思えた」と告白。「本来、何で俺は走り出したのかな?って部分から考えて、楽しいからだよねって。また走らないと、その楽しさを取り戻すことは出来ないと思ったんです」といい、休養宣言から9年ぶりに17年日本選手権の舞台に立った。200mの予選で最下位だったものの「心の底から笑えたり悔しがったりするのが幸せなんだなって今思います」と現在もトレーニングを続けている。

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