【キリンのスカイ寄席】まずいと評判の「木久蔵ラーメン」がなぜ売れるのか?

木久扇一門の大事なお仕事 「木久蔵ラーメン」を販売する林家木りん(左)
木久扇一門の大事なお仕事 「木久蔵ラーメン」を販売する林家木りん(左)

皆さんは木久蔵ラーメンというのをご存知でしょうか?

落語を知らない方でも笑点でネタになっているので黄色い着物のおじさんが売ってるラーメンで「あの、まずいラーメンね」という認識の方がほとんど(笑)

僕も入門する前はそう思っていました。

実際食べてみると美味しい!

まずいというイメージなので、ハードルが低い。だから余計美味しく感じるんです。ただ体調の良い時に食べてください(笑)

そのラーメンも今では僕にとって感謝のラーメンに。

なぜ感謝なのか?

理由は2つ。

木久扇一門には入門試験らしきものがあります。それが木久蔵ラーメン販売!これをどれだけ売れるかが、入門に大きく関係してくるのです。

ちなみに新人記録を持っていましてラーメン売り初日に1日で247個売りました。1日1人で売る平均個数は60個ぐらいなので、その4倍をラーメン売り初日に販売。これを見た師匠は商人の顔になり、すごい感心し、こいつは使えるということで無事入門できたのです。

野球で言ったら大学最多奪三振記録を更新してプロ入りみたいな感じ。ですので、ドラフト1位で入門した感じですかね!野球と一緒にしてすみません(笑)

木久蔵ラーメンがなかったら落語家になれなかったかもしれないので感謝。

余談ですが、師匠はラーメンが好きなんですが、そば屋さんでサインを求められると、色紙にラーメンより蕎麦が好きって書き、食べてるのは鍋焼きうどんを食べてるという(笑)いつもおもしろいことを考えてる方

話は戻り、感謝の理由のもう一つはお礼の品に木久蔵ラーメンをお贈りすることが多いのです。

名前は耳にするけど食べたことがない人が多く差し上げると「これがウワサのラーメンか!」とよく喜ばれます!

ちなみに木久蔵ラーメンは広告宣伝などはしたことないそうで師匠曰く、笑点メンバーにお贈りしたら、マズイマズイと番組でネタにされて知名度が上がったんだよって言ってました(笑)

そんな木久蔵ラーメンですが数年前には東京土産ランキングでトップテン入りしてしまう素晴らしい商品に。販売場所は東京駅、日テレショップそして羽田空港の保安検査所の通過した中のお土産屋さん。

僕も地方に行く時、お土産で買っていくのですが今から4年程前の話、羽田空港のお土産屋さんで木久蔵ラーメンを買おうとしたんですが、売っておらず店員さんに「木久蔵ラーメン売ってますか?」って聞いたら申し訳なさそうに「すみません、販売しておりません…」

僕はとまどい、心の中でいや、そんなはずはない昨日落語会で売り子として売ってたと思い。思わず、テンパりながら「いや僕いつも木久蔵ラーメン売ってるんでそんなはずはありません!」店員さんのすごい、きょとん顔。

たしかに木久蔵ラーメンいつも売ってるってなんだよって思いますよね(笑)

調べたら売り切れになっていたそうで、売ってないのは違うラーメンで店員さんの勘違い、すごく謝られしまい、僕は思わず「いつも販売してくださりありがとうございます!」店員さん「いえ、こちらこそいつもありがとうございます。お互い売っていきましょう と変なエールの交換を(笑)

あの時の店員さんにまた会いたいなーと。

売り切れならしょうがないとラーメンコーナーを見渡したら見覚えのあるパッケージ。

なんとそこには、木久扇ナポリタンが…

この時なぜか師匠を尊敬してしまいました。

実は羽田空港で売ってる落語家プロデュースのおみやげや空弁が意外とあり、先ほどから出ています木久蔵ラーメン、木久扇ナポリタン。ちょっと前には「円楽腹黒ラーメン」も販売!まさかの円楽師匠のラーメンが参戦して相乗効果で人気商品に!

空弁プロデュースは「突撃!隣の晩ごはん」でお馴染みヨネスケ師匠の「ヨネスケのこだわり天むす」これが美味しい!

5種類の天むすが入っていて、お弁当を開けた時の気になる匂いがしなく周りのお客様にも気を使わないで食べられので機内で食べるには最適です。

ヨネスケ師匠にお会いした時、こだわりはなにかあるんですか?って聞きましたら値段と天つゆジュレだそうです。値段は800円以下にしたかったそうなので今の販売価格は税込699円と手頃です!天つゆが開ける時に飛び散らないようにジュレにしたんだそうです。

ヨネスケ師匠のアイディア満載の天むすも是非ご賞味を!

意外と落語と空港は接点があるので、皆さまこれを機におみやげ屋さんで落語家の商品を買って機内で落語聴いてみるのはいかがでしょうか?

  • 林家木りん

    林家木りん

 ◆林家木りん(はやしや・きりん)本名・佐藤嘉由生(さとう・よしゆき)1989年2月10日生まれ。30歳。父は大相撲の元大関・清国。2009年3月に林家木久扇に入門し「木りん」。13年11月に二ツ目昇進。昨年6月に初の著書「師匠! 人生に大切なことはみんな木久扇師匠が教えてくれた」(文芸春秋)を出版。4月13日に聖徳記念絵画館で行われる落語会では週刊少年マガジンで連載中の「ドメスティックな彼女」の作者流石景さんをゲストに呼び、ドメカノコラボ落語会として開催。

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