【巨人】阿部、異例の電撃昇格で復帰打「本能だね」

8回1死一塁、代打・阿部が右前安打を放つ(手前は唐川=カメラ・森田 俊弥)
8回1死一塁、代打・阿部が右前安打を放つ(手前は唐川=カメラ・森田 俊弥)

◆オープン戦 巨人5―8ロッテ(23日・東京ドーム)

 左ふくらはぎの張りで戦線を離脱していた巨人・阿部がロッテ戦(東京D)で復帰し、8回に代打で右前安打を放った。

 けがなどなかったかのように、阿部は全力で一塁へ走り出した。打球が一、二塁間を破る。5点を追う8回1死一塁から代打で出ると、唐川の初球スライダーを打ち返した。「打って走れたことが一番。本能だね」。左ふくらはぎの張りで戦列を離れていたが、11日ぶりに1軍復帰。ファームの実戦出場を経ない異例の電撃昇格ながら、ひと振りで回復を証明した。

 今年は4年ぶりの捕手復帰を原監督に直訴し、オフから入念に準備してきた。キャンプ中の実戦ではスタメンマスクをかぶるなど順調にステップを踏んだが、3月に入って左ふくらはぎの張り―。12日に1軍本隊を離れ、3軍合流となった。

 リハビリ中は、20歳ほど下の選手が多い中、毎朝全体練習開始の1時間前から黙々と早出練習に打ち込んだ。練習が終われば、G球場から横浜まで移動して治療。一気にペースを上げれば再発の恐れもあったが、ギリギリのところで強度を上げていった。絶望的と思われた開幕1軍に執念で間に合わせた。

 捕手は下半身への負担が大きいポジションのため、現時点ではマスクをかぶることは難しそうだが、手薄な左の代打を埋めるには十分すぎる存在だろう。原監督も「いい形で、いい役割を持つことができれば一番いいと思いますね」と期待した。背番号10がベンチにいること自体、戦術の一つとも言える。やはり、開幕のメンバーにいなくてはならない男だ。(尾形 圭亮)

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