チェン、2年連続2冠「氷を埋め尽くすプーさんが表す、ファンの情熱に感動した」

ネーサン・チェンの演技(カメラ・矢口 亨)
ネーサン・チェンの演技(カメラ・矢口 亨)

◆フィギュアスケート 世界選手権 最終日(23日・さいたまスーパーアリーナ)

 男子フリーが行われ、ネーサン・チェン(19)=米国=が1位の216・02点を出し、合計323・42点で2連覇。フリー、合計とも現行ルールの世界最高となった。

 重圧の中、チェンが2連覇をつかんだ。冒頭からルッツ、フリップ、トウループと3種類の4回転を成功し、後半には4回転―3回転の2連続トウループ。大技を4度組み込んだ構成は技術点だけで羽生を10・98点も上回り、世界最高得点をすぐに塗り替えた。5位に終わった平昌五輪後からの無敗を守り「点数は想像以上。トップ選手が集まる場所でこのような演技ができて満足」と表情を緩めた。

 演技順は羽生の直後。リンク上はおなじみの光景が広がった。氷上いっぱいの「くまのプーさん」のぬいぐるみ。回収役のフラワーガールだけでは人手が足りず、急きょ大人もプーさん集めを手伝った。「氷を埋め尽くすプーさんが表す、ファンの情熱に感動した」。心を乱すどころか、逆にファンの熱を味方に心を奮い立たせた。羽生との直接対決は3勝4敗と接近した。

 昨秋から米の名門エール大に進み、学業と競技を両立する多忙な日々を送る。GPファイナルとの2年連続2冠を達成したが「フィギュアに完璧はない。4回転だけでなく、感動的な演技とか、まだ向上できる」。19歳には、底知れない伸びしろがある。

(細野 友司)

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