【中日】根尾、逆方向へ“引っ張った”強振で1号 G野上絶賛「(西武・森)友哉みたい」

巨人とのファーム交流戦の6回無死、根尾が左越えに初本塁打(カメラ・清水 武)
巨人とのファーム交流戦の6回無死、根尾が左越えに初本塁打(カメラ・清水 武)
笑顔でハイタッチする根尾
笑顔でハイタッチする根尾

◆ファーム交流戦 巨人7―1中日(23日・ジャイアンツ)

 中日のドラフト1位・根尾昂(あきら)内野手(18)=大阪桐蔭高=が23日、巨人とのファーム交流戦(G球場)でプロ1号を放った。「2番・遊撃」で先発し、2打席凡退後の第3打席に野上から待望の一発。4球団競合の卵が同じ高卒1位のロッテ・藤原、広島・小園を追いかけるアーチをかけた。

 逆方向へ“引っ張った”といえるほど、力強い打球が角度良く上がった。「甘い球が来たので、しっかり強い打球をはじき返せた。風も吹いていたので、伸びてくれと思った」。6回先頭。根尾が追い込まれてからの5球目、野上の外寄り139キロ直球をフルスイング。打球は両翼97・6メートル、中堅121・9メートルの球場の左翼フェンスを越えた。二塁を蹴り、打球の着地点をチラ見。ややぎこちなくプロ入り後初めてダイヤモンドを一周した。

 苦しみの中から生まれた一発だ。1月に右ふくらはぎ肉離れでキャンプ2軍スタート。実戦形式で打撃練習を行ったのは3月に入ってからだった。9日の春季教育リーグでの実戦デビューから前日22日まで、1軍オープン戦を含めて実戦10試合で34打数4安打16三振(打率1割1分8厘)と苦戦していた。だが、被弾した野上に「外角の打ち方、スイングの速さは(西武・森)友哉みたい」と言わせるほどの潜在能力を兼ね備える。

 取材の前後には「よろしくお願いします」「ありがとうございました」と礼を尽くす律義な18歳。寮の部屋では、若者に人気の歌手・三浦大知の「Blizzard」や「声が好き」という洋楽のサム・スミスを流し、オンオフを切り替える。「昔(90年代)の曲も聴いたりしますよ」と、関心を持ったら検索して聴いてみるのが“根尾流”でもある。

 2軍公式戦26打席目に出たプロ1号の一報を聞いた与田剛監督(53)は「良かったですね」と喜んだ。すでに開幕1軍は厳しい状況だが、竜党が待ちこがれるステージへ勢いづく一発になった。

巨人とのファーム交流戦の6回無死、根尾が左越えに初本塁打(カメラ・清水 武)
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