貴景勝、大関取りへ王手! 大関・高安を破り9勝目

高安(左)を激しく突き、押し出しで破った貴景勝(カメラ・石田 順平)
高安(左)を激しく突き、押し出しで破った貴景勝(カメラ・石田 順平)

◆大相撲春場所13日目(22日・エディオンアリーナ大阪)

 関脇・貴景勝(22)=千賀ノ浦=が大関昇進に“王手”をかけた。大関・高安(29)=田子ノ浦=を押し出して9勝目を挙げ、昇進目安の「三役で直近3場所33勝」に到達。阿武松審判部長(元関脇・益荒雄)が求める昇進場所の2ケタ白星も目前となった。

 貴景勝に降りそそぐ大歓声は、新大関誕生への期待そのものだった。立ち合い、高安の胸に低く当たると突いて起こし、電車道で押し出した。「闘うまでやれることはしっかりやろうと。始まったら何も考えずにいきました」。3連敗中だった大関に雪辱を果たした。

 昇進に“王手”。「三役で直近3場所33勝」の昇進目安に到達した。だが今場所、阿武松審判部長は10勝以上をノルマとしている。同部長は「あと2日見ないと分かりません」としたが、内容も求められる今場所で1横綱1大関を破った。

 あこがれの地位だ。以前、「全てが別格じゃないですか。『関脇』は平幕と一緒で『関脇』と呼ばれないけど、大関は『大関』と(敬称として)呼ばれる。そういう景色も見てみたい」と語ったことがある。初場所千秋楽で敗れ、見ることができなかった景色。今度は逃さない。

 引退したイチローについて、「すごい残念。求道者だから。男というものを、背中で見たと思う」と話した。同じアスリートとしての生きざまを、学んだという。昇進をかける14日目。過去7勝2敗の逸ノ城を迎える。「お客さんの声援にも、自分の(内の)声にも応えたい。明日に向かって準備していく」。相撲道の求道者への第一歩を、大きく踏み出す。(大谷 翔太)

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