THE RAMPAGE・川村壱馬、念願の俳優「なれる自信は120%あった」

16人組ダンス&ボーカルグループ「THE RAMPAGE」のボーカル・川村壱馬が本紙インタビューに応じる(カメラ・頓所美代子)
16人組ダンス&ボーカルグループ「THE RAMPAGE」のボーカル・川村壱馬が本紙インタビューに応じる(カメラ・頓所美代子)
16人組ダンス&ボーカルグループ「THE RAMPAGE」のボーカル・川村壱馬が本紙インタビューに応じる(カメラ・頓所美代子)
16人組ダンス&ボーカルグループ「THE RAMPAGE」のボーカル・川村壱馬が本紙インタビューに応じる(カメラ・頓所美代子)

 16人組人気ダンス&ボーカルグループのTHE RAMPAGE(ランページ)のボーカル・川村壱馬(22)が出演する映画「PRINCE OF LEGEND」が21日に全国東宝系で公開された。川村は鈴木伸之(26)とヤンキー兄弟の弟役で出演。「役者になりたかったのは歌手よりも先で、なれる自信は120%あった」という。人生の転機には必ず予知能力が働くそうで、ランページのオーディションでも「絶対に受かる」と予感があったそうだ。現在、アリーナツアー中だが「ランページがここまで来るには大変だった」とも。グループや俳優業、プライベートまでいろいろ聞いた。

 ランページのボーカルとして活躍する一方、昨年放送されたドラマ「PRINCE OF LEGEND」で念願の俳優業に進出した。撮影現場では何を感じたのか。

 「初めてのお芝居でしたが今回は自社の企画ということもあって、ある意味アウェーではなく、とてもやりやすい環境でやらせていただいたと思っています。ずっと俳優を夢見ていましたし、これからも一本筋が通った役者になりたいと思っています。今回のように自社企画じゃなくて外に出たときには、もっと厳しい現場は当然あるでしょう。そこにしっかり挑戦しなきゃいけないという思いを改めて強く持ちました」

 鈴木と京極尊人・竜の兄弟を演じているが、役作りのためプライベートでもしっかり向き合ったそうだ。

 「鈴木さんとは事務所であいさつをする程度で、クランクインのときにやっとまともにお話しできました。兄弟役はそれなりの関係値がないと映像に落とし込めない部分もあるので、お仕事以外にプライベートでも関係を深く熱く築いていこうと、休日とかには夜8時くらいに食事に行ってそのまま朝方まで飲んだこともありました。今でもよく食事に2人で行ったりしていますよ。共演した長谷川慎や塩野瑛久君、飯島寛騎君らをその場に呼んだりもしています。気心知れている同士をつなげるのは好きです」

 ◆役者なりたかったのは歌手よりも先

 ―役者には興味があった。

 「ドラマや映画に出たいと思ったのは歌手を目指すより早くて4、5歳頃。『俺、将来テレビ出ている』って何か予知めいた直感がありました。120%の確信というか、これまでの自分の人生で大きなことが動く時はけっこう感じます。ランページのオーディションの時も3万人が受けた中で『俺が受からなかったら誰が受かるの』みたいなのありましたし。謎の強気というのじゃなくて、何か直感で知らされているんですよ。受ける1か月前にEXILEさんのライブを初めて見たとき『俺、絶対いつかあのステージに立っている』と一緒に行った友達に言っているんですよね。それでオーディションも受かっているし…。そういう感覚というか導かれているというか。こうなると感じたことは小さいことでもかないますね」

 10月に公開される「HiGH&LOW THE WORST」では主人公を演じる。ハイローとクローズシリーズのコラボ作品だが、このときも予感があった。

 「それこそ俺、クローズ大好きで『絶対出る』と予感していたら実現しちゃって…。もちろんうれしいんですよ、でもちょっと生意気かもしれませんが『やっぱりそうなったか』と冷静に見ている自分もいます。PRINCEと同じヤンキー役ですが、WORSTではクールでいちずな京極竜と違ってちょっと明るくて熱くて、ちょっとバカっぽいながらも愛されるというか。そう京極尊人のキャラに近くて、あのエッセンスを鈴木さんから感じて演じたシーンもありました(笑い)」

 ◆グループの絆生まれず結成当初大変

 歌手を目指したのは中学生のとき。夢をつかもうとして転校した高校でチャンスをたぐり寄せた。

 「中3のときに仲の良かった友達がEXILEさん大好きで、アルバムを貸してもらい曲とかに触れているうちに、TAKAHIROさんに影響を受けて『僕もこういうふうに歌いたい』と夢を頂きました。歌は仲間うちでは多少はうまいという程度で、歌の練習の仕方も知らない中で学校も普通の高校から音楽学校に変えました。親も自分の思い入れが生半可じゃないのを認めてくれて、応援してくれました。そしたらその学校に『LDHゼミ』みたいのがあってEXPG(養成所)のスカウトさんと知り合うんですね。今考えると学校変わって正解でした」

 EXPG大阪校に特待生として入所し、ボーカル・バトルを勝ち上がった。

 「スクールには4つランクがあって一番上のクラスは『ただもんじゃない』感じでプロみたいでした。とにかく自分を信じてやるしかないという感覚だけでした。(オーディションは)そもそも持っているものしか出ないと思っているからそれを全部ぶつけるだけ。合格する確信はあったんですが、さすがに3次審査終わったときだけは『ちょっと大丈夫かな』って。KAZUKIさん(現DOBERMAN INFINITY)にはびびりました。東京にはあんな人がいるんだって度肝抜かれて、不安になりかけましたね(笑い)」

 ―最終審査では自信は復活していた。

 「はい。あとはうわさになっているえげつない合宿を乗り切るだけだと。合格発表でまず(吉野)北人が呼ばれたときには『だろうな』って感じで、次に自分が呼ばれて2人でボーカルかと思っていました。そしたらRIKUさんの名前も呼ばれて『マジか』って。あとで聞いたらRIKUさんも『もう終わったと思った』って言ってました。あのときはみんな(合格は)2人だと思っていました。練習してきた曲も先輩方のツインボーカルの楽曲だったし、ボーカル3人態勢ってイメージできなかった。こっちが勝手に作った固定観念をぶち壊されましたが、3人いるって今までにないというか、2人より表現力が3通りに増えるんでそこが僕らの強みにもなっています」

 ランページのボーカルとして活動することが決まったが、グループにはずっと物足りなさを感じたままだったという。

 「結成当初は大変でした。本当に…。メンバーも16人ですから。ずっと感じていたのはチームの絆が100%じゃないということでした。出会って間もない1回目の『武者修行』では特にそう感じました。『みんな一緒になって頑張るぞ』って口では言うけど、結局みんなまだ子供で気持ちが全然追いついていなかったと思います。何のためにパフォーマンスしているか。それもあまり固まっていなかったメンバーも多かったんじゃないですかね」

最初のツアーきっかけ自覚生まれた 絆が生まれるまでには時間を要した。活動休止の期間がターニングポイントになったと言うが…。

 「一度活動しなかった時期があって、合宿だったり先輩方のツアーのサポートをやらせていただきました。人間として自分たちを磨いていたというか、人生で一番つらかったなと思う期間でもありました。本当、アーティストがやらない雑務や裏方さんの仕事もやらせてもらいました。正直それが一番の修業だったと思っています。今の『武者修行』って昔と比べて華やかで環境も恵まれていますからね…。活動休止していた期間の経験がなかったりとか、順序を一つでも間違えていたならランページはアリーナツアーなんてやれていない。今の自分たちはないだろうと確実に思います」

 ―そこから一気にまとまった。

 「いや、まとまりが出てきたというよりかは、正直言うとそこすらもゼロ地点。これからもう一回活動していきますという頃はまだまだゼロで、メンバー間の関係性とかはそこがまさにスタートだったと思います。メジャーデビューさせていただいて、いろいろシングルとか切らせてもらって…。やっぱり最初のツアーが大きなきっかけになったと思います。ちゃんとお金を頂く自分たちの単独ライブ。しかも安いお金じゃないですからね。僕らのために何千人のお客さんが来てくれているという自覚を、ツアーをやっていく中でリアルに実感し始めました。絆もそこからですかね」

 ランページのシングル4作目「100degrees」で作詞に挑戦し、活動の幅を広げている。

 「デビュー前から遊びで作っていたんですが、詞を本格的に理解し始めたのは、ラップをやらせていただいてヒップホップが好きになってからでしょうか。それぐらいからこの楽曲に対してどういうふうな音の詞を当てるかとか、自分の伝えたいことを書けるようになってきました。誰かに書いていただいたすてきな詞もあるんですけど、そこに自分が説得力を持たせていく作業が必要になるじゃないですか。自分で書くとそこが必要ない。自分からそのまま出ている言葉だしリアルですから。何百曲書いていたということはないんですが、ふとしたときに浮かんだフレーズとかをメモったりはしています。今はしっかりと自分の言葉で歌やラップを伝えたいと思います」

 耳当たりのいいことだけじゃなく、誤解を怖れず本音を言うのがいい。これからも迷わずに“芯を食った”生き方をしていくだろう。(ペン・国分 敦、カメラ・頓所 美代子)

 ◆3人ボーカル役割「くくりたくない」

 川村はボーカルのRIKUと吉野北人の2人をどう見ているのか。

 「3人そろって一つのボーカリストじゃないし、結局は表現者としてはそれぞれが個で、その個が強くなったときに集まれば大きいモノになると思います。今は3人のそれぞれの強みに着目したくないところも若干あるかもしれません。よく僕だったら力強い低い声でヒップホップテイストの曲で栄えるとか、ファンの方にも『そういう感じだよね』って思われがちです。RIKUさんなら高い声が得意で北人は中音域で、というくくられ方をよくされます。でも俺らの引き出しというか強みもそこだけじゃないというのもある。もちろん今ラップやらせてもらって、そこは強みではあるんですけど、ランページになる前はバラードも練習してきた側の人間で、同じくらい好きだし同じくらいちゃんと歌えると思っています。あまり役割とかでくくりたくないところはあります」

 ◆パフォーマーとの壁「限界決めなくても」

 ボーカル3人にパフォーマーが13人の大所帯。ダンサーとの壁を感じることもあるという。

 「お互いをリスペクトするというのは分かるんですよ。でもよく『ボーカルってすごい』というパフォーマーもいるんですが、それがリスペクトってニュアンスではないときがあるんですよ。『自分はあれだけど』みたいのが込みで。自分のポテンシャルをわざわざ俺と比べて落としたり、限界を決めなくても…。『それって違うじゃん』と思うのはありますよ。それって結局、自分で壁を作ったりしているんじゃないかと思う。基本的に僕自体が誰とも風通しいい方じゃないと思うんですよ。よく一匹オオカミって言われて壁があると思われることが多いですけど、僕は常にフラットに見ているつもりです。まあ、そこはお互い努力が必要かなと思います」

 ◆素に戻れる瞬間「地元の仲間でいると関西弁に」

 ―素に戻れる瞬間は。

 「普段から裏表がすごい嫌いなんで、今の姿が素だと思っている自分がいますね。常に本音でいるんですけど気は張っているところはありますかね。まあ、両親とか家族、祖母とかにも逆に気を使っちゃうようにもなってきたかな、最近は。地元に帰ったときに会う仲のいい男が4人いるんですよ。学校も住んでいる所も仕事もバラバラですが、全員がちゃんと手に職を付けて仕事やっていたり、夢に向かって頑張っていたりしています。プライベートでも付き合うのは自分を持っている、そういう人ですね。この4人とウチの母親みんな仲がよくて、年始とかに会ってみんなで昔話をしているときは楽しいです。そのメンバーでいるときは唯一、関西弁に戻るんですよね。やっぱそのときの自分って素になっているのかな~って思います」

 ◆川村 壱馬(かわむら・かずま)1997年1月7日、大阪府出身。22歳。中学時代にEXILEに憧れて歌手を目指す。高校在学中にEXPG大阪校に入所し、2014年4月「ボーカル・バトル4」に合格しTHE RAMPAGEのボーカル候補となる。同年9月、正式メンバーとなり17年1月「Lightning」でデビュー。シングル「100degrees」(17年)で初めて作詞を手掛ける。18年、日テレ系ドラマ「PRINCE OF LEGEND」で俳優デビュー。10月には「HiGH&LOW THE WORST」の公開が控える。血液型B。

16人組ダンス&ボーカルグループ「THE RAMPAGE」のボーカル・川村壱馬が本紙インタビューに応じる(カメラ・頓所美代子)
16人組ダンス&ボーカルグループ「THE RAMPAGE」のボーカル・川村壱馬が本紙インタビューに応じる(カメラ・頓所美代子)
すべての写真を見る 2枚

芸能

宝塚歌劇特集
NEWS読売・報知 モバイルGIANTS ショップ報知 マガジン報知 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真販売 法人向け紙面・写真使用申請