【無良崇人の目】羽生、逆転優勝は「全ジャンプ成功」+「加点」が必須

男子SPで演技する羽生結弦(カメラ・相川 和寛)
男子SPで演技する羽生結弦(カメラ・相川 和寛)

◆フィギュアスケート 世界選手権 第2日(21日・さいたまスーパーアリーナ)

 羽生選手は、約4か月のブランクを感じさせない演技だったと思います。それだけに、冒頭の4回転サルコーが2回転になった部分が非常にもったいなかった。スローで見ると、踏み込むときにいつもより少し右肩が下がっているように感じました。スタートから最初のジャンプまでの間に、違う気持ちが一瞬あったのだと思います。羽生選手にはない、珍しいミスでした。ただ、その後は一つ一つの要素にプラスの加点がしっかり付いていて、ミスした分をフォローできるところが素晴らしいです。

 逆転優勝のためには「全ジャンプの成功」+「加点」が必須となってくるでしょう。ノーミスだけでなく、完璧が求められます。羽生選手はこれまで、逆境で迎えるフリーでこそ、心の強さを見せてきてくれました。選手目線で言うと、追いかけられる立場より、追う立場の方が気持ちは少し楽かもしれません。あとは自分から攻めて、上を狙うだけです。(14年四大陸選手権優勝)

 ◆羽生の世界選手権での逆転V 14年はSPで91.24点で首位と6.97点差の3位だったが、フリーで得点を伸ばして合計282.59点で初優勝。17年はSP5位と出遅れたが、フリーで10.66点差をまくり、合計321.59点で3年ぶり2度目の優勝を果たした。

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