藤枝順心が悔しい8強 大将・米川、3連続1本勝ちも「去年の方が強かった」

埼玉栄に敗れて肩を落とす藤枝順心の(左から)百田、袴田、米川(カメラ・里見 祐司)
埼玉栄に敗れて肩を落とす藤枝順心の(左から)百田、袴田、米川(カメラ・里見 祐司)
埼玉栄戦で藤枝順心の大将・米川が「浮き落とし」で一本勝ち
埼玉栄戦で藤枝順心の大将・米川が「浮き落とし」で一本勝ち

◆柔道 全国高校選手権大会最終日(21日・日本武道館)

 団体戦が行われ、女子の藤枝順心は悔しいベスト8に終わった。0―1と追い込まれた埼玉栄との準々決勝で大将・米川明穂(2年)が一本勝ちしたが、代表戦で百田久佳(2年)が敗れ、3年ぶりの4強入りに届かなかった。

 順心は昨夏の総体に続く全国4強に、あと一歩届かなかった。ゴールデンスコア方式で行われた埼玉栄との代表戦、内股で技ありを取られた百田は「先鋒の役割を果たせなかった」と唇をかみしめた。米川も「準決勝で(個人戦の準決勝で敗れた)夙川学院に昨日の借りを返したかった」と悔しがった。

 しかし、大将は大黒柱としてフル回転を見せた。国学院栃木との初戦は合わせ技で快勝。沖縄尚学との3回戦も、95キロの自身より30キロ以上も重い、130キロの相手に内股で一本勝ちした。

 埼玉栄戦は圧巻だった。スコアは0―1。中堅が一本負けしており、優勢勝ちでは届かない場面。しかし、プレッシャーにも慌てない。「いつもならバタバタしていた。でも落ち着いてできた」。右膝をついて体を沈めながら左足を伸ばし、相手を振り回して背中からたたきつけて一本勝ちした。「中学時代に先輩にかけられた技。練習したことも試合で使ったこともなかった」という「浮き落とし」を土壇場で決めてみせた。

 昨年は個人戦で準優勝した。今年は3位で、団体戦も8強に終わり「去年の方が強かったのかも」と米川は肩を落とす。だが、冷静に試合を進めた団体戦の内容は大きな進化を感じさせた。

 個人戦で敗れた夙川の桑形は、階級が下のため団体戦でしか戦う機会がない。「夏の総体に向けて、これから練習していく」と雪辱を誓った。来月には皇后杯全日本女子選手権も控える。大舞台を経験して、静岡のエースはまだまだ進化する。(里見 祐司)

埼玉栄に敗れて肩を落とす藤枝順心の(左から)百田、袴田、米川(カメラ・里見 祐司)
埼玉栄戦で藤枝順心の大将・米川が「浮き落とし」で一本勝ち
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