聖火リレートーチは桜モチーフ 仮設住宅の廃材も使用

聖火リレーで使用されるトーチ。炎の高さは25〜30センチで、燃焼時間は10〜15分 (C)Tokyo 2020
聖火リレーで使用されるトーチ。炎の高さは25〜30センチで、燃焼時間は10〜15分 (C)Tokyo 2020

 2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会は20日、都内で記者会見を開き、五輪の聖火リレーで使用されるトーチを発表した。

 桜をモチーフにデザインされ、新幹線でも用いられている「押出成形」という技法で、つなぎめのないひとつなぎのトーチとなっている。全長710ミリで、重さは燃料部を入れて1・2キロ。主な素材はアルミニウムで、一部は東日本大震災で被災した岩手、宮城、福島の仮設住宅の廃材から再生されたもの(全体で4トン分)を使っている。企画・デザインは、数々の国際的な小を受賞をした吉岡徳仁(とくじん)氏。色はシャンパンゴールドよりもピンクがかった「桜ゴールド」で、吉岡氏によると「太陽の光によって輝くようデザインした」という。

 聖火リレーの魅力を広める公式アンバサダーに就任した柔道男子60キロ級五輪3連覇の野村忠宏氏は、お披露目となったトーチを手にすると「選手としてそれなりの大舞台を経験しましたが、今日ほど緊張したことはない。持った瞬間の感触が思い出せないくらい。桜のデザインはすごくきれいで、トーチに点火されるのを早く見たい」と待ち遠しそう。母の八詠子(やえこ)さんは1964年の東京大会、2004年のアテネ大会で聖火ランナーを務めており、「(アンバサダー就任は)母も喜ぶと思う」と野村氏。「聖火ランナーはみんなが主役なので、一人でも多くの人に走ってほしいし、応援していきたい」と抱負を語った。

 聖火リレーは来年3月12日にオリンピア市で採火式が行われ、同19日に首都アテネから日本に向けて出発。同20日に宮城に到着、「復興の火」として東日本大震災で大きな被害を受けた宮城、岩手、福島各県で2日ずつ展示される。同26日から聖火リレーがスタート。福島から始まり、47都道府県を121日かけて回る予定。

 リレーは一つの市区町村内で行い、終了後に次の市区町村へ車両移動する方式.リレーは1人で行い、1日あたり80~90人。聖火リレーのルートに関しては夏頃に発表を予定しており、ランナーの公募も夏頃となる。

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