【センバツ】札幌第一・大宮、天国の“恩師”に「吉報を」

打撃のタイミングを図る大宮〈9〉
打撃のタイミングを図る大宮〈9〉

 23日に開幕する第91回選抜高校野球大会(甲子園)に初出場の札幌大谷と、2年ぶり3度目出場の札幌第一が19日、甲子園練習を行った。雨天のため室内での調整となったが、札幌第一の大宮昂汰郎右翼手(3年)は、昨年12月に他界した高梨英夫前監督(享年76)にささげる活躍を誓った。

 高梨さん、見ていて下さい―。甲子園の入口を前に札幌第一の大宮は、天を見上げながら心で語りかけた。降雨のために室内での練習となったが、主砲は打撃練習で快音を連発。25日の山梨学院との初陣に向け、「一高の選手として、天国の高梨さんに吉報を届けたい」と表情を引き締めた。

 突然の訃報だった。昨年12月28日、1994~00年まで同校監督を務めた高梨氏が76歳で他界した。同校OBだった大宮の父・善輝さん(49)が、社会人の大昭和製紙北海道時代に指導を受けていた縁で、幼少時から面識があった。「父から訃報を聞いた。現実だとは思えない」と大宮は言う。

 高梨氏が築いた攻撃野球に憧れ、札幌第一の門をくぐった。幼い頃から同校の試合があれば、白老町の実家から父と観戦へ。「当時から打撃のすごいチームだった」。高梨氏から『将来は札幌第一の4番だな』と声を掛けられてきた大宮少年は、今では打線の中軸を任されるまでに成長した。

 「状態は上がって来た。きっと、高梨さんは天国で見守ってくれていると思う」と大宮。父も出場できなかった夢舞台。父、そして天国の“恩師”に最高のプレーを届けてみせる。(清)

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