【ロッテ】ドラ1藤原恭大、開幕1軍へ走者一掃三塁打「思い切って」

◆オープン戦 西武3―10ロッテ(19日・メットライフドーム)

 ロッテのドラフト1位・藤原恭大外野手(18)=大阪桐蔭高=が開幕1軍をほぼ手中にした。5回に代走で途中出場し、迎えた6回1死満塁で左中間に走者一掃の三塁打。井口監督も「1軍に残る可能性は十分あります」と明言。球団の高卒で新人では1989年の前田幸長以来、30年ぶりの快挙がグッと近づいた。

 痛烈なライナーで左中間を真っ二つに切り裂いた。藤原は打球の飛んだ位置を確認すると一塁を回って一気にトップスピードに乗った。「二塁ベース当たりで行けるかなと思ったので思い切って走りました」。50メートル5秒7の超快足。小学校の運動会では最下位から前の全員をごぼう抜きしていた才能の塊は、二塁を蹴ると三塁に勢いよく滑り込んだ。

 7―1の6回1死満塁の絶好機。1ボールから相内の外角高めの直球を逆らわずにはじき返した。「すごく難しい球だったんですけど、体が反応した。1球で仕留められてよかった」。走者一掃の3点三塁打はオープン戦初打点と初長打となり、ダメ押しに成功した。

 未知の世界に飛び込み2か月半が経過。心身的な疲労もピークで発熱の中でプレーすることもあった。それでも負けん気の強さで向上心は燃えたぎった。毎試合後に宿舎で自身の打撃フォームを動画でチェックし、好調時の自分と比べた。オープン戦はこの打席に入る前まで21打数4安打と苦しんだが「打ちたいと思って前のめりというか猫背になっていた」と気づき、「姿勢を正したことがはまった」。自ら試行錯誤し結果に結びつけた。18歳らしからぬすごみが藤原にはある。

 井口監督は「足の速さが出ましたね。良い場面で回ってくるのは“持っている”のかなと思う」と1軍レベルにある走力と勝負強さを絶賛。開幕1軍についての可能性は「十分あると思います」と明言。開幕スタメン、外野の2ポジションは岡と角中が決定的。今後は残り1枠をめぐる争いに身を置くことになる。

 球団の高卒新人では30年ぶりの開幕1軍をほぼ手中にした黄金ルーキーは「1軍に残りたい気持ちも強い。もっとやらないといけない」と、気を引き締め直した。オープン戦残り4試合を全力疾走し、快挙の時を迎える。(長井 毅)

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