JOC竹田会長退任 1月の質疑なし潔白主張会見で決定的ダメージ…記者の目

6月の任期満了で退任を表明した理事会後、取材に応じるJOCの竹田恒和会長(ロイター)
6月の任期満了で退任を表明した理事会後、取材に応じるJOCの竹田恒和会長(ロイター)
1月15日、「7分間の潔白主張会見」を行った竹田会長
1月15日、「7分間の潔白主張会見」を行った竹田会長

 2020年東京五輪招致に絡む贈賄疑惑でフランス司法当局の捜査対象となっている日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和会長(71)が、19日に都内で行われたJOC理事会で、6月27日の任期満了で退任すると表明した。「世間をお騒がせして心苦しく思う」と述べ、東京五輪は若いリーダーで迎えることが最善と強調した。後任は、JOC常務理事で、選手強化本部長も務める柔道五輪金メダリストの山下泰裕氏(61)が最有力となっており、7月にも新体制が確立する見通しだ。

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 竹田会長は退任の時期について6月の任期満了にこだわった。決断の時期については「はっきり覚えていない」の一点張り。1月の疑惑再燃によって、身を引かざるを得なくなったのは火を見るより明らかだが、今退任してしまえば、結局、疑惑を認めたと取られかねない。そのはざまでの苦しい決断だった。

 淡々と応じていた会長が、やや本音をのぞかせたのは1月15日の「7分間の潔白主張会見」への質問が飛んだ時。質疑を受け付けなかった当時の会見について「多くを語り、質問に答えるつもりだったが、いろいろな人の意見があって、応じないことに決めた。不本意な形に終わり、誤解を招いたことは残念」。18年にもわたる長期政権が、わずか7分のために決定的なダメージを受けた。(五輪担当・太田 倫)

6月の任期満了で退任を表明した理事会後、取材に応じるJOCの竹田恒和会長(ロイター)
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