本田以来の抜てき!代表初選出FW鎌田1トップ「目に見える結果がほしい」

ボール回しの練習で汗を流す鎌田(右)
ボール回しの練習で汗を流す鎌田(右)
コロンビア戦の予想布陣
コロンビア戦の予想布陣

 日本代表は19日、親善試合の22日・コロンビア戦(日産ス)に向けて横浜市内で合宿2日目を行った。ベルギー1部・シントトロイデンで12得点を挙げて初選出されたFW鎌田大地(22)が、人生初の1トップでゴール奪取を誓った。未経験者の1トップ抜てきは、2010年南アフリカW杯のMF本田圭佑(32)以来。今回未招集のエースFW大迫勇也(28)とはタイプの違う点取り屋として代表に新風を巻き起こす。

 鎌田は冷静に言った。1トップについて「僕のキャリアでは1回もない。代表は細かくパスを回すので、うまくはまればできる。前で使われるなら目に見える結果がほしい」。驚くほど落ち着いた言葉の中に自信があふれた。

 未経験者の1トップ抜てきは南アW杯の本田以来。本田は大会直前に主戦場の2列目から最前線にポジションを移し2得点と活躍した。当時とチームもプレースタイルも全く違うが、チャンスをものにできるポテンシャルが鎌田にはある。

 鳥栖時代はトップ下が中心だったが、昨年9月に移籍したシントトロイデンでは2トップやウィングと、よりゴールに近い位置で起用される。裏への抜け出し、ゴール前で冷静にドリブルで交わすプレーで、ここまで得点ランク5位タイの12得点と点取り屋として覚醒。欧州移籍後は上半身を中心に筋トレを重ね「体つきもそうだし、ボールを取られない体の入れ方が身についた」という。

 森保ジャパンの中核を担うMF中島とはリオ五輪前の15年にU―22日本代表合宿で同部屋となり、私生活やトレーニング法など意識を変えてくれた存在だ。「翔哉くんとは感覚が合うし、互いに生きるプレーができると思う」。前線での化学反応を期待した。

 今回は大迫の招集が見送られ、FW登録は自身と鈴木のみ。ポストプレーが武器の大迫とはタイプは違う。「大迫選手のようになれと言われてもなれないし、自分は違う。今回はチャンス。いいプレーをして代表に入り続けないと意味がない」。“ポスト大迫”に名乗りをあげる。(星野 浩司)

 ▽本田圭佑の1トップ 2010年南アフリカW杯の直前、岡田武史監督は名古屋では左サイドバック、代表でも2列目のサイドに配置していた本田を1トップに起用。後方からの守備にも耐えられる体の強さとゴールへの強い意識を買っての決断だった。コンバートは奏功。本田は大会2得点を挙げ、海外開催のW杯で初の16強進出に大きく貢献した。

 ◆鎌田 大地(かまだ・だいち)1996年8月5日、愛媛・伊予市生まれ。22歳。G大阪ジュニアユース、東山高を経て、2015年に鳥栖入団。3年間でJ1通算65試合13得点と結果を残し、17年夏にドイツ1部フランクフルトに完全移籍。ドイツでは出場機会をつかめず18年9月にシントトロイデンへ期限付き移籍。180センチ、72キロ。利き足は右。

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