茨城・大竹沖で大型ヤリイカ連日好調、一束超えも

50センチ級ヤリイカを2杯掛けで上げて笑顔の河合正樹さん(昭栄丸で)
50センチ級ヤリイカを2杯掛けで上げて笑顔の河合正樹さん(昭栄丸で)

 茨城・大竹沖でヤリイカが好調な乗りを見せている。大洗港の報知指定・昭栄丸では、3日にトップ105杯と一束(100杯)超えの爆釣を見せ、大型のオス主体で連日好釣果を記録している。この時期は産卵のため群れがどんどん浅場に入ってくる。現在は水深80メートル前後の浅場が釣り場だ。群れは多いようで広範囲で反応がある。今後、群れが固まれば数釣りのチャンスがさらに増える。

 現在、大竹沖で釣れるヤリイカは大型ぞろいだ。それが水深80メートルの浅場で釣れるのだから、面白さは格別だ。左舷船首に陣取る羽生市の瀬尾克三さん(62)が、竿を大きく曲げた。使っているのは、7対3調子のゲームロッド。軟らかめの竿が大きな弧を描く。多点掛けかと思われたが、「あれ~1杯だよ」と言いながら抜き上げたのは、57センチのジャンボサイズ。5センチの赤白おっぱいスッテをガッチリ抱え上がって来た。「良く引くわけだ。このサイズならいいね。竿が軟らかいから、波があってもバレにくいからね」と満足そう。

 隣では瀬尾さんの友人、台東区の河合正樹さん(39)が、釣りに初挑戦していた。瀬尾さんに竿や仕掛けなどを借り、釣り方を教わりながら釣り開始。中乗りで若女将(おかみ)の小野瀬夏月さんのアドバイスも受け、長い仕掛けも絡ませず、序盤に計4杯を上げた。

 中盤にさしかかると、活性の高い群れに当たったのか、数人が同時に乗せた。河合さんも仕掛けが着底後に誘いを入れると、竿先がクンと5センチほど引き込まれた。竿先を30センチほど上げると竿がさらに曲がった。「乗りました。重いです」と河合さんは満面の笑みを見せた。すかさず後ろで見ていた夏月さんが「ゆっくり巻いてね」と声を掛けた。

 追い乗りを狙い、手巻きで十数回巻くと引きは力強さを増した。多点掛けを期待して電動で巻き上げを開始。巻き上げ中もギュンギュンと竿を引き込む。水面下に現れたのは、2杯の大型ヤリイカ。河合さんは慎重に取り込むと「朝はアタリが良くわからなかったが、今回はイカが掛かっているのがはっきりわかりました」と楽しそうに話した。

 昭栄丸では、今月3日に45~58センチの大型を55~105杯と大釣りを記録。その後も多い人で30~50杯と順調に乗り、19日にはトップ70杯と活発。小野瀬茂船長(55)は「黒潮と親潮の流れの影響か、現在の水温は15~16度。十数年前と比べ2度ほど高くなっています。このため南から群れが入り、大型が好調に乗っています。今後は茨城沖の深場で生まれた30~40センチ級の群れが入れば、ロングランで狙えますよ」と見ている。(田中 清)

 ◆めも ヤリイカ釣りの近況、乗合船は大洗港昭栄丸(TEL029・267・5396)。乗合船は午前4時30分出船。料金は氷付きで1万2000円。港に駐車スペースあり。素泊まり可。

 このほか以下の船宿からも乗合船が出る。

 平潟港第3隆栄丸(TEL0293・46・2133)

 那珂湊港源丸(TEL029・265・7718)

 鹿島港植田丸(TEL0299・82・3773)

 波崎港信栄丸(TEL0479・44・1224)

 外川港大盛丸(TEL0479・23・3362)

 飯岡港太幸丸(TEL0479・63・1902)

 片貝港源七丸(TEL0475・76・2002)

 大原港松栄丸(TEL0470・62・0571)

 勝浦港勝丸(TEL0470・73・0483)

 洲崎栄ノ浦港早川丸(TEL0470・29・1095)

 長井港辰丸(TEL046・856・2778)

 あぶずり港長三朗丸(TEL090・3349・4882)

 片瀬港島きち丸(TEL0466・25・9642)

 早川港平安丸(TEL0465・22・0676)

 真鶴港誠いち丸(TEL0465・68・2432)

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