空手・植草歩、東京五輪「金」が終着点ではない…リレーコラム

植草歩
植草歩

 24年パリ五輪組織委員会が提案した追加種目から空手が外れました。欧州でも、とても人気がある競技なので驚きました。自分の中で、パリまで競技を続けようという気持ちが固まっていた時期なので。2月のプレミアリーグ・ドバイ大会に向かう前あたりですね。そういう気持ちになったのは。

 1、2月は高校生と一緒に練習をする機会が多かった。大きな目標があるからこそ、小さな目標を一つ一つクリアしていくんだよという話をしました。私も東京五輪優勝という目標をクリアするには、もう一つ大きい目標を持つことも必要なんじゃないかって思ったんです。

 東京五輪優勝が自分の人生の終着点ではないと思っています。吉田沙保里さんが勝ち続けて、レスリングをすごく盛り上げました。やはり1回の優勝では、それがつながらないんじゃないかなって。東京で優勝することは過程にすぎない。今、いろんな経験をしながら、こうすればいいんだという対処法を見いだせています。あと1年半で終わっちゃうのがもったいないという話を、周囲に相談していたタイミングでした。

 自分たちにできるのは空手の魅力を伝えること。発信するのは自分の仕事だと思っています。世界空手道連盟はSNSで「#Karate2024」「#TsukiForKarate2024」のハッシュタグとともに「突き」のポーズの写真や動画を投稿してもらうキャンペーンを展開中です。パリ五輪の組織委員会に空手人気を知ってもらいたい。これだけ多くの人が、パリ五輪に空手が入ることを望んでいることを知ってもらいたい。日本発祥の競技です。少しでも多くの人に協力していただけたらうれしいです。

 ◆植草 歩(うえくさ・あゆみ)1992年7月25日、千葉・八街市生まれ。26歳。JAL所属。実住小3年から競技を始め、柏日体高を経て帝京大へ。世界選手権は2012、14年銅、16年金、18年銀。アジア大会は14年銅、18年金。17、18年のプレミアリーグ年間女王。全日本選手権は15年から女子組手最多の4連覇。身長168センチ。家族は両親と姉。

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