大阪城ゴールへ、いざ出陣 大阪マラソン新コースは平坦で初心者向け 4・5から一般エントリー

コースの攻略法を解説する砂田貴裕さん
コースの攻略法を解説する砂田貴裕さん
昨年のスタート風景
昨年のスタート風景

 第9回大阪マラソン(12月1日、報知新聞社後援)の一般エントリーが4月5日から始まる。今大会からコースが変わり、大阪城発着の新たなコースがお披露目される。過去7回出場した経験を持つマラソンのU20日本ジュニア記録保持者・砂田貴裕さん(46)に、コースの攻略法と注意点、楽しみ方を伝授してもらった。(取材・構成=筒井 琴美)

 これまで秋のナニワ路を走ること7回、大阪マラソンを知り尽くす砂田さんの目には新コースがどう映っているのか。距離ごとに分けて分析してもらった。

 ▽スタート~5キロ 「大阪であれば大阪城ゴール、そこは大阪らしい大会になった。今まではスタートして森ノ宮方向に行っていたのが、今回から逆方向に行って、都島、扇町、南森町あたりや桜で有名な造幣局の下町風景を望みながら走れる。今まで走っている人には新鮮味のあるコース」

 ▽5キロ~10キロ 「御堂筋を通るのが1回なのは残念だけど、その分もどういうふうに御堂筋を活用するのか、何車線使うのかが楽しみ。全体を使うなら使うで面白い。御堂筋で折り返しがないので、ランナーを3回見られるのが難波から『幸町1』の交差点になった。そこも新名所になるはず」

 ▽10キロ~15キロ 「曲がり角と連続した折り返しが複合する、テクニカルな地区。京セラD辺りも地味に坂になっているので、前半の難所ポイントでもある。これまでのコースでは20キロ付近かな。きつかったけど、それが前半に来るから体力的にはメリットがある」

 ▽15~25キロ 「長い折り返し。折り返しはうまく遠心力と体全体を使った回り方ができるか。市民ランナーの人ほど折り返しで急に立ち止まって、玉突きみたいになることがある。人が集中して行きたがるところに行くんじゃなくて、空いているところをうまく見つけていけるか」

 ▽25~35キロ 「中央大通りは旧コースで言うと、5キロ地点付近の上ったり下ったりしていたところ。走った人間としては逆走だからイメージがつきやすいが、初めての人は結構つらいかもしれない。松屋町筋は公園もあるし見晴らしのある通り。四天王寺の横を通るのもひとつの見どころ」

 ▽35キロ~ゴール 「約5キロの長い直線は我慢のしどころ。どう乗り切るかによって、タイムを左右する。風向きによってもタイムが全然違ってくる。終盤は道幅も狭いため、テクニカルな道が続く。最後の急な曲がり角は足にくる。でも全体的にはフラットで、初めての人も走りやすいコース。まだ大会まで時間もあるので『キョリ測』などの簡易的なソフトを使って細かいポイントを発掘するのも楽しい。それもコースが変わった醍醐味(だいごみ)」

 【時間差をつけて出発するウェーブスタートの導入】

 「自分の実力に合ったゲートを守らないと、結局一斉スタートと同じようになってしまう。前が詰まらないのでネットとグロスタイムが短縮されること、混雑を避けられることがメリット」

 【まいどエイド争奪戦!?】

 「旧コースでは32キロ地点にあったまいどエイドが、どこに設置されてどう変わるのかも楽しみ。何でも置いてある斬新的なエイドステーションなので、関西以外からの遠征組はどのマラソンよりも楽しみにしている人が多い。過去にまいどエイドがなくなっていた経験をした人も多いはず。まいどエイドまでは頑張れ! 物がなくなる前に勝ち取れ! 関西の人も遠征組に抜かれないように、まいどエイド合戦を繰り広げてほしい」

 ◆まいどエイド 旧コースでは32・5キロ付近に約100メートルにわたって設置されていた給食エイド。大阪市内の商店街が区ごとに集まって大阪の食材を提供しており、全国のマラソンでも最大規模。「まいどエイド」という名前は第4回から使用されている。冷やしキュウリなどの野菜やフルーツ、大阪名物「月化粧」などのお菓子、たこ焼きやおにぎりまで豊富な品ぞろえで、ほとんどのランナーが足を止める。

 ◆砂田 貴裕(すなだ・たかひろ)1973年1月19日、大阪市住吉区生まれ、寝屋川市育ち。46歳。太成高(現太成学院大高)を経て大阪ガス入社後、1992年の防府読売マラソンで、U20日本ジュニア記録となる2時間15分30秒をマーク。95年に積水化学に移籍し、98年にはサロマ湖100キロウルトラマラソンで6時間13分33秒の世界記録(当時)を樹立した。自己ベストは4位に入った2000年ベルリンマラソンの2時間10分8秒。

 ◆大阪マラソン2019の大会&募集要項

 ▽日時 12月1日(日)号砲で、第1ウェーブは9時スタート。定員は3万2000人。大会のスローガンは「みんなで架ける虹。」

 ▽一般エントリー 4月5日10時から5月17日17時まで(予定)、インターネットで受け付ける。直近3大会連続で落選した人が対象となる「連続落選者枠」は1000人増の4000人となり、対象者は自動的にエントリーされるため、特別な手続きは不要。当選者の発表は6月下旬を予定。

 ▽その他エントリー ふるさと納税を利用した「大阪スポーツ応援ランナー枠」や、大阪マラソンが独自に設けた基準をクリアした「市民アスリート枠」、7万円以上の寄付を集める「チャリティランナー枠」も設けている。

 ▽参加料 個人は1万800円(別途チャリティ募金など必要)。ペアやグループ(7人まで)でのエントリーも可能。

コースに難敵なくタイム恵まれそう 真剣に悩んでいる。新たなコース、新しい元号、そして30歳の節目を迎える今年、4年ぶりに大阪マラソンに出場するための“理由”が既にそろってしまっているのだ。砂田さんとともに文中にも出てきた「キョリ測」を使って42.195キロを体感したが、旧コースの南港大橋のようなモンスターはおらず(それはそれで少し寂しいが)、体調と天候次第ではタイムにも恵まれそうな印象を持った。既に走ったことのある人も、コースが変わったことでまた新たな気持ちで走れるはず。かく言う私もまいどエイドで毎回悔しい思いをしてきた一人。でもどうしよう…すみません、もう少し悩ませてください。(琴)

コースの攻略法を解説する砂田貴裕さん
昨年のスタート風景
すべての写真を見る 2枚

ライフ

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS ショップ報知 マガジン報知 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真販売 法人向け紙面・写真使用申請