◆若葉S(3月16日、芝・2000メートル、阪神競馬場、稍重)
皐月賞(4月14日、中山)トライアルの若葉S(L)が16日、阪神競馬場で行われ、ヴェロックスがケタ違いの勝ちっぷりで牡馬クラシック初戦の有力候補に躍り出た。
3番手から進めたヴェロックスは直線で楽々と抜け出すと、あとは独り舞台。そのまま後続を寄せつけず、2着のワールドプレミアに3馬身差をつけてみせた。「無事にクリアできて良かったです。このまま無事に本番を迎えることができたらと思います」と、川田は単勝1・5倍の圧倒的支持に応えて胸を張った。
若駒Sに続き、リステッド競走2連勝でクラシックへ。「勝って本番へ向かうのは予定通り。このまま在厩して皐月賞へ向かいたい」と中内田調教師は先を見据える。チューリップ賞制覇のダノンファンタジー、金鯱賞Vのダノンプレミアムに続き、若き名トレーナーが手がける素質馬が、また春のG1戦線へ大きな一歩を踏み出した。