JOC・竹田恒和会長、週明けに辞任か

退任の可能性が高まったJOCの竹田会長
退任の可能性が高まったJOCの竹田会長
東京五輪招致疑惑の構図
東京五輪招致疑惑の構図

 2020年東京五輪の招致疑惑を巡り、フランス司法当局から贈賄容疑で捜査されている日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和会長(71)の退任が避けられない情勢となっていることが15日、関係者の話で分かった。JOC内だけでなく、大会関係者からもイメージ悪化を懸念して責任を問う声が強まってきていた。竹田氏は19日のJOC理事会で辞意を表明する可能性も出てきた。

 竹田氏は01年から会長を務めており、現在10期目の長期政権。6、7月の役員改選に向け「選任時70歳未満」の定年規定の改定が検討されるなど、当初は続投が確実視されていたが、風向きが徐々に変わってきた。任期満了となる6月で退く流れとなっているが、早ければ19日に予定されるJOC理事会で辞意を表明する可能性もある。

 国際オリンピック委員会(IOC)委員で、東京五輪・パラリンピック組織委員会の副会長も務める竹田氏。贈賄疑惑に関しては、昨年12月、捜査で強力な権限を持つフランスの予審判事から事情聴取を受け、正式な捜査が始まった。竹田氏は、1月に記者会見であらためて「潔白を証明すべく全力を尽くす」と主張したが、捜査中を理由に質疑を受けず、7分余りで打ち切って、かえって批判を浴びていた。その後は国際会議を相次いで欠席するなどしていた。

 関係者によるとIOCが水面下で早期退任を促す動きをしており、JOC会長だけでなくIOC委員も退くことを検討する必要があるとの見解も示している。疑惑については起訴の可能性が高く6月頃をメドに予審判事の報告が出るとの見通しもあるため、続投はリスクが大きいとし、問題が尾を引かないよう今月中にも退任が必要ではないかとの意見だという。

 後任候補には柔道五輪金メダリストでJOC選手強化本部長の山下泰裕氏(61)を推す動きがある。JOC常務理事の田嶋幸三・日本サッカー協会会長(61)の名も一部で取りざたされている。竹田氏は会長職を退く一方、理事としてJOCに残る案も出ている。

 ◆東京五輪招致疑惑 東京の招致委員会がシンガポールのコンサルタント会社に送金した2億円超の一部が、当時国際オリンピック委員会委員だったディアク氏の息子、パパマッサタ・ディアク氏に渡り票の買収に使われた疑いがあるとしてフランス当局が捜査中。招致委理事長だった竹田恒和会長は疑惑を否定し、外部調査チームは違法性はないとの結論を出している。

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