神宮王者・札幌大谷、17年ぶりVへジンクス打ち破る…米子東と初戦

対戦が決まった米子東・福島主将(左)と握手する札幌大谷・飯田主将
対戦が決まった米子東・福島主将(左)と握手する札幌大谷・飯田主将

 道勢2校が、それぞれのジンクスを覆す。第91回選抜高校野球大会(23日開幕・甲子園)の組み合わせ抽選会が15日、大阪市内で行われた。昨秋の明治神宮覇者で初出場の札幌大谷は、24日の大会第2日第3試合(14時試合開始)で、23年ぶり9度目出場の米子東(鳥取)と対戦。神宮優勝校は翌センバツで優勝できないというジンクスを打破する。また、2年ぶり3度目出場の札幌第一は25日の大会第3日目の第3試合で山梨学院(山梨)と対戦。第3日第3試合の初陣は16、17年に続き3回連続だが、過去2回はいずれも敗れている。

 秋の日本一をフロックとは呼ばせない―。札幌大谷の初戦の相手は米子東。右手で抽選くじを引いた飯田柊哉主将(3年)は「何も考えずに引きました。自分たちはまだまだ技術が足りないので、まずは目の前の一戦一戦を戦うことしか考えていない。その先に結果はついてくる」と、表情を引き締め直した。

 ジンクスを打ち破る。明治神宮大会に高校の部が設置された1973年から46年間で、神宮優勝校が翌センバツを制覇したのは83年の岩倉、98年に松坂を擁した横浜、02年の報徳学園の3校のみ。直近16年間で“秋春連覇”はなく、いつしか『神宮大会優勝校は選抜で優勝できない』というジンクスが、ささやかれるようになった。

 一般的に神宮優勝が重圧となると言われるが、ナインにはプレッシャーのかけらもない。神宮決勝で星稜(石川)に2―1で勝利するも、7回途中から登板したプロ注目右腕・奥川恭伸(3年)の前に、無安打と封じ込められた。力の差を目の当たりにしたことで、船尾隆広監督(47)も「おごることなくセンバツに向けてやってきた」と言う。

 前日に行われた出場全32校が集まるキャプテントークでは、優勝候補というアンケートで札幌大谷はわずか1票。例年は神宮優勝校が多くの票を稼ぐが、半数以上の17票が星稜に入った。逆に、その1票でさえ船尾監督は「どこが入れたんですか?」と驚く。周囲の過度な期待もないだけに、飯田は「最高の仲間と楽しむだけです」と重圧はない。

 過去、北海道勢対鳥取勢の対戦成績は2戦2勝。センバツでの対戦はないが、09年に札幌第一が鳥取城北を、11年に白樺学園が鳥取商を初戦で下している。飯田は「いいですね。あやかりたい」と、笑みを浮かべた。まずは初陣初勝利で、春のジンクスを吹き飛ばす。(清藤 駿太)

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