【巨人特集】契約白紙からはい上がる上原浩治の覚悟<終>「感謝」2019開幕へ

 キャンプは2軍スタート。日本を離れていた10年の間に、1軍の宿舎だった青島グランドホテルは、2軍の宿舎に変わっていた。結局、上原にとっては、この場所が「キャンプの定宿」となった。

 「巣作り、しないと」4球団を渡り歩いたメジャー時代からの単身赴任生活で自然に身に着いた作業。部屋は、サプリメントを順番に棚に並べ、使う物の置き場も固定する。

 持ち込んだのは、メジャー時代から愛用する超音波治療器。そして、マッサージとエクササイズができる「ドクターエア」と呼ばれる器具。古傷に超音波を自ら当て、畳の上で器具を使ってストレッチするのが、日々の「気休め」だった。

 こだわりがあり過ぎないのも、上原流のこだわりだった。「あるもんでやればいいんだよ」愛用のマットレスはない。マイ枕も持参はしない。部屋にあった2枚のマットレスを重ねた。「ちょっと小さいな」と枕に頭を下ろして、寝た。

 2年前から、宿舎がマットレスを変えたことなど知りはしない。畳の上でもベッドのような寝心地が得られ、疲労回復もサポートする「ブレスエアーマットレス」にサポートされた。

 「真夏は気温40度。冷房が効かないロッカー。お湯が出ないシャワーで、ウジ虫が湧いてそうなトイレ」。上原は、メジャー移籍1年目のオリオールズ時代に右肘腱(けん)の部分断裂で約2か月以上リハビリをしたマイナー施設の様子を、そう振り返る。

ブルペンに入り投げ込む上原浩治(カメラ・杉山 彰一)
巨人と再契約し記者の質問に答える上原浩治
トレーニングに励む上原浩治(カメラ・杉山 彰一)
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