40歳・佐藤和俊六段 15年目の昇級に万感「誇りに思うこと」 将棋順位戦C級2組

15年目の初昇級に万感の表情を浮かべる佐藤和俊六段
15年目の初昇級に万感の表情を浮かべる佐藤和俊六段

 将棋の第77期順位戦C級2組の最終戦が7日、東西の将棋会館で行われ、佐藤和俊六段(40)が9勝1敗、石井健太郎五段(26)が8勝2敗でC級1組への昇級を決めた。既に昇級を確定させていた及川拓馬六段(31)も勝利し、10勝0敗でリーグ戦を締めくくった。

 東京・将棋会館での一局で長岡裕也五段(33)に勝利した後、取材に応じた佐藤の声は震え続けていた。デビュー以来、C級2組の在籍15期目にしての初昇級に万感の思いが込み上げた。「けっこう長いことやっていますけど…初めて結果らしい結果が出たので…うれしく思います…。終盤は震えて…危ない勝ち方になりました」

 棋士養成機関「奨励会」に在籍していた2003年、四段(棋士)昇段への年齢制限となる26歳まで残り1年に迫る中、三段リーグを突破して棋士になる夢をかなえた過去を持つ。「本当のプレッシャーのかかる将棋は久しぶりで、三段リーグ以来かもしれません。15年やってきて、こういう結果を出せて、この年になって上がれたことは誇りに思うことです」

 15年間は、やはり「長かった」。後輩の若手が毎年現れ、毎年昇級していった。なかなか突出しきれず、相手玉の詰みを逃して負けたこともあった。「もどかしさを感じつつも、しょうがないと思った時期もありました。でも、このままは終われないなと。チャンスもあると思ってやってきました。年齢を言い訳にするにはちょっと早いと思ったんです」。将棋と向き合う時間を増やし、自らの象徴である振り飛車を磨いた。

 来期は、藤井聡太七段(16)も在籍するC級1組で戦う。「せっかく上がったんですからね」。もうひとつ、上を目指す。

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