【日本ハム】清宮幸太郎、右手有鈎骨骨折で開幕絶望…復帰は5月下旬か

スポーツ報知
札幌の寮を出発する清宮。その後、荷物を持つ右手の有鈎骨骨折が判明した(カメラ・秦 雄太郎)

 日本ハム・清宮幸太郎内野手(19)が4日、都内の病院で精密検査を受け、右手有鈎(ゆうこう)骨の骨折と診断された。3日のDeNAとのオープン戦(札幌D)で負傷交代していた。全治は未定。今後は骨片の除去手術を受ける可能性もあり、29日の開幕戦の出場は絶望的。1軍復帰は早くても5月下旬ごろとなりそうだ。

 日本ハムをショッキングなニュースが襲った。3日のDeNA戦の9回にスイングした際、右手首を痛めて途中交代していた清宮がこの日、帰京。都内で精密審査を受け、右手有鈎骨の骨折と診断された。トップチームに初選出されていた「ENEOS 侍ジャパンシリーズ2019 日本VSメキシコ」(9、10日・京セラD)の辞退も決定した。

 球団は今後の見通しについては後日発表するとしたが、長期離脱は避けられない。29日の開幕戦(対オリックス・札幌D)は絶望的。患部の状態次第では、骨片の除去手術を受ける可能性もある。

 過去に同箇所を骨折した選手は、巨人・原辰徳(現巨人監督)や日本ハム・中田ら強打者が多い。中田は、手術から打者としての実戦復帰までに約2か月を要した。清宮が手術を選択した場合、2軍戦で実戦復帰後に打撃の感覚を取り戻す期間などを考慮すると、1軍復帰は早くても5月下旬ごろとなりそうだ。

 不安視されていた箇所だった。昨年12月に右手首の違和感を訴えて、今年1月10日まで打撃練習を回避。キャンプは初日からフリー打撃を行うなど回復した姿を見せていたが、終盤には蓄積した疲労を考慮されて再び打撃練習を回避していた。

 チームにとっても痛い離脱となった。清宮は、紅白戦を含めた実戦10試合で34打数11安打、打率3割2分3厘、2本塁打、11打点と好調をキープ。負傷前日の2日のDeNA戦(札幌D)では右翼席中段へ特大2ランを放つなど、2年目の成長を示していた中でのアクシデントとなった。

 新千歳空港で取材に応じた栗山監督は「下を向いている場合じゃない。幸太郎もたぶん前を向いているから」と前向きに話した。だが、開幕まで1か月を切った状況でオーダーを組み直す必要に迫られた。

 清宮は今後、2軍本拠地の千葉・鎌ケ谷でリハビリを行う見通しだ。1年目の昨季は1月に右手親指の骨挫傷、3月に限局性腹膜炎による入院、夏場に右肘痛に見舞われた。今年もまた、故障に泣かされた。栗山監督は清宮へメッセージを込めるかのように「全てをプラスに変えるしかない」と言った。怪物は、大きな試練を乗り越えて成長へとつなげるしかない。(小島 和之)

 【過去に有鈎骨を骨折した主な打者】

 ◆原辰徳(巨人) 6年目の1986年9月24日、広島戦(後楽園)の9回に津田の投球をファウルした際に左手を骨折。残りシーズンは欠場。翌87年は打率3割7厘、34本塁打、95打点を記録。

 ◆中村紀洋(近鉄) 5年目の96年9月11日のダイエー戦(北九州)で左手首痛を訴え途中退場。12日の精密検査で骨折が判明し手術。残り試合は欠場した。翌97年は128試合に出場するも10月に再手術。98年は自身初の30発の大台に到達。

 ◆二岡智宏(巨人) 2001年7月19日の阪神戦(甲子園)で遊撃内野安打を放った際に負傷。23日の検査で左手の骨折が判明し25日に骨片摘出手術。約2か月後の9月20日のイースタン・ロッテ戦(ロッテ)で実戦復帰した。

 ◆中田翔(日本ハム) 1年目の08年6月14日のイースタン・西武戦(滝川)の7回にスイングした際、左手首を負傷。翌月の精密検査で骨折が判明。7月16日に骨片除去手術を受けた。約2か月後のイースタン・湘南戦(鎌ケ谷)で打者復帰し本塁打を放った。

 ◆松田宣浩(ソフトバンク) 10年5月8日の西武戦でファウルを打った際に左手首を骨折。骨片除去手術を受けた。1軍復帰は6月22日の日本ハム戦。40日あまりで復帰し、同年のリーグ優勝に貢献した。

 ◆アレックス・カブレラ(西武)05年9月20日の日本ハム戦でスイングした際に痛め、米オハイオ州の病院で再検査の結果、骨折が判明。36本塁打していた主砲の欠場により、プレーオフ第1ステージは2試合で2得点しか出来ず。カブレラは翌春キャンプから元気に合流した。

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