【G大阪】4発快勝「仙人」遠藤を輝かせた今野…担当記者が読み解く

スポーツ報知
G大阪・遠藤保仁

◆明治安田生命J1リーグ第2節 清水2―4G大阪(2日・アイスタ)

 元日本代表MF今野泰幸(36)が今季初先発し、同MF遠藤保仁(39)とのダブルボランチが機能した試合を、G大阪担当の金川誉記者が読み解く。

 記者席の後方から、清水のベンチ外選手の会話が聞こえてきた。「あの人、仙人だな」。視線の先は遠藤だ。アデミウソンらFW陣の活躍も目立ったが、G大阪が主導権を握った中で試合をコントロールしたのは39歳の司令塔だった。落ち着き払ったボールさばきに加え、正確なFKで1アシストを決めた姿は確かに“仙人感”たっぷり。ただ、横浜Mに敗れた開幕戦では良さが出なかった遠藤を輝かせたのは、ボランチでコンビを組んだ今野だった。

 速攻一辺倒だった開幕戦から修正し、速攻と遅攻の使い分けを意識して臨んだ。開幕戦はコンディション不良で出番なしだった今野が先発すると、血が巡るようにパスが回った。遠藤とのパス交換でチームが落ち着く時間を作り、前線を生かす縦パスも入った。

 「周りが適切なポジションを取ればヤットさん(遠藤)は絶対にパスを出してくれるし、前を向けば攻撃に変化を加えてくれる」と今野は語る。常に遠藤の周囲でパスコースを作り、時には自分が密集地帯でパスを受けて敵を引きつけ、遠藤が前を向いた形でパスを戻す。遠藤も「日本代表も含めて何百試合も一緒にやっているんで」と語る2人の連係が、今年もG大阪の心臓部だと感じた。

 今野は昨季、負傷に苦しみ先発は13試合にとどまったが、内容は9勝2分け2敗。J2降格圏に沈んでいた後半戦に復帰すると、9連勝でチームを残留に導いた。一方で不在時は5勝4分け12敗。抜群のボール奪取力だけでなく、遠藤を生かすという点で、その存在が勝率に影響したと感じる。39歳と36歳の2人が、どこまで稼働できるか。不在時には、開幕戦で先発した20歳MF高ら他のボランチがどこまで機能するかが、上位進出の鍵を握りそうだ。

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