【札幌】ミシャ監督絶賛の今季初勝利「今日のような試合ができたら死んでもいい」

今季初勝利を挙げ、サポーターの「ススキノへ行こう!」コールに合わせて踊る札幌イレブン
今季初勝利を挙げ、サポーターの「ススキノへ行こう!」コールに合わせて踊る札幌イレブン

◆明治安田生命J1リーグ第2節 浦和0―2札幌(2日・埼玉)

 北海道コンサドーレ札幌が浦和を2―0で破り、今季初勝利を挙げた。攻守に渡り11人が一体となった試合運びをみせ、初先発のFW鈴木武蔵(25)が前半に決めた2点を守り抜いた。相手の弱点を突き、本来シャドーの位置を務めるMFチャナティップ(25)をトップ下に配置。中央の空いたスペースを自由に動き回って主導権を握り、J1では2001年以来となる開幕2戦目での勝ち点3をつかみ取った。

 敵地で札幌の選手が躍動した。開始から主導権を握り続けて挙げた今季初勝利。ミハイロ・ペトロヴィッチ監督(61)が「勝利に値するプレーができた」と胸を張った程、浦和に見せ場すら作らせなかった。「今日のような試合ができたら死んでもいいと選手には伝えた。それだけ素晴らしかった」。そうおどけた言葉とは真逆の指揮官の鋭い分析力が、圧勝の礎となった。

 湘南との開幕戦(2月23日、0●2)でシャドーに入ったチャナティップを、トップ下に起用した。ペトロヴィッチ監督は「相手の3ボランチのアンカーを務めるエヴェルトンにつけた」と意図を説明した。守備的位置を務めるも、DF福森晃斗(26)が「引いてボールを受けるタイプではない」と称する相手にチャナティップを当てた。狙い通りに前に出て来たところでボールを奪うと、キャンプで徹底した攻守の切り替えを生かし速攻を開始。相手DFとの間のスペースをチャナティップが自由に使い、前線に配球していった。チャナティップは「監督の指示に従って狙い以上のものが出せた」と駆け回り、2点目の鈴木のゴールをアシストと、明確な結果を出した。

 湘南戦後、試合形式の練習では控え組は3ボランチとし、2トップの形は必ず試してきた。MF宮沢裕樹主将(29)は「相手はチャナティップをつかみづらかったと思う。前線の連係も良くなり、策がうまくはまった」とうなずいた。相手の弱みを突いた対応が、J1では開幕2連勝した01年以来となる、開幕2試合目での早期白星に結びついた。

 ペトロヴィッチ監督は言う。「勇気あるサッカーをした上で勝利を目指す。それを恐れたら私じゃない」。信念を体現して挙げた勝利から、昨季の4位超えへの道が始まる。(砂田 秀人)

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