奈良学園大の二刀流・菅田、プロ見据え投手に本格転向

今年から本格的に投手に挑戦する奈良学園大・菅田大介
今年から本格的に投手に挑戦する奈良学園大・菅田大介

 奈良学園大の“二刀流”菅田大介(3年)が今季から本格的に投手に転向する。投手層が薄いチーム事情に加えて「投手をやりたい気持ちが強くなった。打者より投手の方が(プロ入りの)可能性があるんじゃないか」。最速145キロ左腕は異例の決断を下した。

 中学1年冬に左肘を痛めて手術するまでは投手をしていた。外野手になった菅田に転機が訪れたのは大学1年秋だった。投手が不足したため、経験があった菅田が練習試合に登板。その後に練習参加した社会人でも「野手をやりながら投手をやったらどうだ?」と、投手として評価された。

 大学では50メートル走5秒8の俊足を生かして、近畿学生リーグのベストナインを3度受賞した。投手としては、試合終盤に外野からマウンドに上がり、通算7登板で0勝2敗だが、プロのスカウトは投手としての能力に注目していた。菅田自身も「2年前に宮本(丈=ヤクルト)さんと村上(海斗=巨人)さんがプロに行った。飛ばす力や打率は追いつかない」と先輩2人と自身を比較して、打者よりも投手で勝負することを決めた。

 グラウンド外でも異彩を放つ。好きなアイドルは乃木坂46で、推しメンは齋藤飛鳥。投手用グラブには、乃木坂46の「いつかできるから今日できる」、外野用には「インフルエンサー」と曲名を刺しゅうするほどだ。「“乃木オタ”です。歌を聴いたら頑張れる。みんなに引かれるぐらい好き」と笑う。

 投手と野手の練習の割合を昨年までと真逆にし、長いイニングを投げられるように、ウェートトレーニングも始めた。「直球の質には自信がある」。異色過ぎる男が、今秋ドラフト戦線で話題の“センター”を奪いにいく。(伊井 亮一)

 ◆菅田 大介(すがた・だいすけ)1997年12月27日、大阪・守口市生まれ。21歳。金田(きんだ)小2年から「金田ファイターズ」で始め、庭窪中ではボーイズリーグの「大阪東淀川ボーイズ」で3年夏に全国大会優勝。京都共栄学園高では1年春からベンチ入り。3年夏の府4強が最高成績。奈良学園大では1年春から外野のレギュラーで1、3年時に全日本大学選手権に出場。投手としての球種はスライダー、カーブ、チェンジアップ。187センチ、83キロ。左投左打。

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