◆オープン戦 巨人3―2日本ハム(24日・那覇)
原巨人が24日、日本ハム戦で今季オープン戦初勝利を挙げた。2点を追う8回、大城が地元・沖縄のファンの前で左翼に逆転3ランを放り込んだ。小林の代打として登場した6回には右前打を放ち、2打数2安打3打点。8回には盗塁を刺すなど攻守にわたる活躍に原監督は「レギュラー捕手争いにきちんと名乗り出た」と笑顔を見せた。2年目の26歳が炭谷、阿部、小林らとの正捕手争いに割って入ってきた。
大城は沖縄・那覇市首里の出身。スタンドには、父・昌人さん(56)と母・淳子さん(55)と親戚ら約20人が応援に駆けつけ、逆転凱旋アーチを見届けた。
昌人さんは「プロに入って生で(息子の)ホームランを見たのは初めてです。試合後の『大城コール』にも感動しました。いつもはテレビで見てますけど(本拠地・東京Dは)遠方なものですからなかなか直接見に行くことができない。今日は本当にいい結果が出てよかったですよ」と笑みが絶えず。淳子さんは「緊張したのかなと思うんですけど、大観衆の声援でホームラン打ててよかったです。みなさんの温かい応援が本当にうれしかったです」と目を潤ませた。
大城も「父と母が来ていることは知っていました。打ててよかったです」と照れ笑い。大城家にとって最高の日曜日。大城にとって最高の“親孝行”となった。(圭)