「璃花子」へ“妹”樋口新葉からエール「自分が頑張らないといけない」

スポーツ報知
昨年の4月、競泳日本選手権に観戦に訪れた樋口新葉(右)と一緒に写真を撮る池江璃花子

 フィギュアスケート女子で、18年世界選手権銀メダルの樋口新葉(わかば、18)=東京・開智日本橋学園高=が20日、今季最終戦となるチャレンジ・カップ(21日開幕・オランダ)に向けて成田空港を出発した。

 12日に、競泳日本代表で親友の池江璃花子(18)=ルネサンス=が白血病を公表。「そういう時こそ、自分が頑張らないといけない」と決意し、「(最終戦で)いい締めくくりをしたい」と意気込んだ。

 病と闘う親友へ、樋口が最高の演技を届ける。今季最終戦を前に池江の白血病が判明。「知った時はビックリした」と動揺したが、「そういう時こそ、自分が頑張らないといけない」と決意を口にした。「今朝も連絡を取り合った」という仲の良さ。どんな状況でも応援してくれる仲間へ、氷上からパワーを送る。

 2人は2017年春、国立スポーツ科学センターで出会った。同学年で自然と距離は縮まり、オフが重なれば、カフェやプールに一緒に出かける。互いの試合会場に応援に行くこともあり、アスリートとしても切磋琢磨(せっさたくま)する仲だ。樋口が「天然だけど、いつも意識を高くしてくれる」と話せば、池江も「妹っぽい。超かわいい。いつも刺激になっている」と、相乗効果を口にする。

 樋口は、他人のことばかり気にする性格だったが「璃花子が『他人は関係なく、自分のやるべきこと、やりたいことを一生懸命、マイペースにやればいいんじゃない?』って言ってくれた」と競技への取り組み方が変わった。昨年2月の平昌五輪は逃したが「璃花子は励ましてくれた」。激励を力にして、同3月の世界選手権で銀メダルを獲得してみせた。

 今大会限定で、フリーは映画「007」の「スカイフォール」を使用する。池江が観戦した17年の全日本選手権でも使った、こん身のプログラムだ。「自分の滑りたいように滑って、練習してきたことを出したい」。特別な思いで今季最後の戦いに挑む。(小林 玲花)

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