よしお兄さん、「体操のお兄さん」卒業で明かした“ひろみちおにいさん”の重圧

3月末でお兄さん&お姉さんを卒業する上原りさ、小林よしひさ
3月末でお兄さん&お姉さんを卒業する上原りさ、小林よしひさ
歴代体操のお兄さん
歴代体操のお兄さん

 NHK・Eテレ「おかあさんといっしょ」(月~土曜・前8時)で「体操のお兄さん」を歴代最長の14年間務めた小林よしひさが18日、番組からの卒業を発表した。

 「体操のお兄さん」は、1961年の「初代」砂川啓介さんに始まり58年間、11人が務めてきた。中でも最大の功労者の一人といえる小林の卒業について、NHK制作局青少年・教育番組部の山田淳専任部長は、「1959年10月に『おかあさんといっしょ』がスタートして60周年の節目に、新たな歴史を刻むため、出演者の交代を含むリニューアルを行う」と説明した。

 この日開かれた記者会見で、小林は感傷に浸ることなく、これまで最も大変だったことを聞かれると「代えのきかない職業なので、健康の維持が本当に大変だった」。2017年2月、「歌のお兄さん」を務めた横山だいすけ(35)の涙ながら卒業会見とは正反対の雰囲気で会場は笑いに包まれた。「今回の卒業の話があって、やり切れたとほっとしている」とも話したが、「卒業の話」がなければまだまだやりたいという思いも伝わってきた。

 小林は2005年4月から“ひろみちおにいさん”で親しまれたタレント・佐藤弘道(50)の後任。歴代ナンバーワンの人気を誇った先代の重圧を人知れず感じていたことも明かした。オーディションで合格したものの「見た目もイケメンだったらいいんでしょうけど、イマイチどころかイマニ、イマサンで、『大丈夫なのか』と。先代が、かの有名な“ひろみちおにいさん”だったので、世間の皆さん、番組の皆さんに受け入れてもらえるか、不安な気持ちが大きかった」と振り返った。

 同番組の「お兄さん」「お姉さん」の年齢は非公表とされているが、小林は日体大OBで、現在30代後半とみられる。だが一見してアラフォーと思えないのは、その童顔に起因しているのではないか。この日も新たな体操のお兄さんを務める20代の福尾誠を隣にしても、違和感を感じさせなった。あのド派手なユニフォームが似合っているのも、あの人懐こい風貌があってこそだろう。

 担当して1か月後にスタッフや視聴者から「受け入れられている」という手応えをつかんだという。「自分は何とかして体操のお兄さんにならなくてはいけないという気持ちでいたけど、スタッフさんであったり、応援してくれる皆さんのおかげでやっていられるんだと感じた。14年間は、その初心を忘れないようにして、常に進化していけるように努力していこうと思った」。その謙虚な気持ちが、画面に映る笑顔にあふれ、長年愛され続けたに違いない。

 NHKエデュケーショナル・こども幼児部の古屋光昭統括部長は、「よしお兄さんはスタッフから見ても、存在感自体がありがたかった。いるだけで引き締まったり、安心感を与えてくれた。ありがとうございました」と感謝した。小林は卒業後も、幼児向けの体操関係を含め芸能活動を続行するという。先輩の思いは今、隣で聞いていた若き後輩に引き継がれた。(記者コラム)

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