野中悠樹、40代王者へ「まだ強くなれる」ボクシング東洋太平洋王座に挑戦

41歳で国内男子最年長ボクサーの野中悠樹(左)と桂伸二トレーナー。野中が19歳のアマ時代からタッグを組んでいる
41歳で国内男子最年長ボクサーの野中悠樹(左)と桂伸二トレーナー。野中が19歳のアマ時代からタッグを組んでいる

 プロボクシングで国内男子最年長の元日本&東洋太平洋スーパーウエルター級王者・野中悠樹(41)=井岡弘樹=が24日、エディオンアリーナ大阪第2競技場で、WBOアジアパシフィック&東洋太平洋ミドル級王者・細川チャーリー忍(34)=金子=に挑む。両王座を奪取すれば、国内男子では2006年に40歳10か月で東洋太平洋ライトヘビー級王者になった西沢ヨシノリ(ヨネクラ)以来の40代王者となる。

 不惑を過ぎたサウスポー・野中が連日、一回り以上年下の同僚と激しいスパーリングを重ねる。「年を重ねて疲れやすくはなったけど、コンディションの調整は若い頃よりもうまい」と意気込む。所属ジムの井岡弘樹会長(50)は1987年、現在も国内最年少記録の18歳9か月で世界王座獲得。「野中には最年長記録を打ち立ててほしい」と、16年に35歳9か月で世界王座を奪取した長谷川穂積氏の国内記録更新に期待を寄せた。

 野中は17年10月のデニス・ホーガン(オーストラリア)戦、昨年4月の井上岳志(ワールドS)戦で連敗したが、現役続行を決意。同8月の再起戦でタイ王者を下した。「今あきらめて別の事をしても、そうそう世界一になれない。世界の頂が手の届く所にある」。早朝はロードワーク、午前9時から午後5時まで清掃業、夜はジムワークに励む。

 19歳の時、高速道路でスピード超過してバイクの単独事故を起こした。「160万円のバイクと時速160キロで吹っ飛んだ」と今は笑い話にするが、命のありがたさを実感。自宅療養中に「体を動かしたい」と友人にギプスを切断してもらい、近くの尼崎ジムへ入門した。桂伸二トレーナー(47)とは当時からのタッグでプロ20年目になる。王座奪取なら世界ランキング復帰も確実。2女の父は「まだ何も成し遂げていない。まだ強くなれる」と力を込めた。(田村 龍一)

 ◆野中 悠樹(のなか・ゆうき)1977年12月10日、兵庫・尼崎市生まれ。41歳。アマ2戦2勝。99年11月、尼崎ジムからプロデビュー。08年9月、日本スーパーウエルター級王座獲得(防衛2)。09年6月、東洋太平洋同級王座獲得。渥美ジム所属の14年8月、日本同級王座再奪取(防衛6)。15年11月、井岡弘樹ジム移籍。プロ通算32勝(10KO)10敗3分け。身長182センチ、左ボクサーファイター。

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