【巨人】岡本和真“最速1号”原監督仰天のバックスクリーン弾「いい感じで捉えられた」

8回無死一塁、池田からバックスクリーンへ飛び込む特大2ランを放つ岡本(カメラ・杉山 彰一)
8回無死一塁、池田からバックスクリーンへ飛び込む特大2ランを放つ岡本(カメラ・杉山 彰一)

◆紅白戦 白組6―10紅組(10日・サンマリン宮崎)

 巨人の岡本和真内野手(22)が10日、サンマリン宮崎で行われた紅白戦に白組の「4番・三塁」で出場し、自身最速となる“今季1号”をマークした。8回無死一塁で池田の直球を振り抜き、推定130メートルとなるバックスクリーン弾を披露。原監督も「この時期にあそこの場所に放り込むというのは、同じ昔の打者・原辰徳としてもすごい」と独特な言い回しで大絶賛した。40発を目標に掲げる今シーズン。丸ら新戦力が躍動する中、生え抜きの4番が主役の座を奪った。

 フルスイングした打球がバックスクリーンへ吸い込まれるのを見届けると、岡本は小さくうなずいた。「いい感じで捉えられたかなと思います」。8回無死一塁。池田の直球を捉え、推定130メートルとなる豪快な2ランをお見舞いした。本塁付近で前の走者・坂本勇と跳びはねてハイタッチ。プロ入り後、2月10日の一発は自身最速。“今季1号”に喜びを大爆発させた。

 「飛んだ方向は良かったと思います」。理想的な一発だけに手応えは大きい。昨季、岡本が放った33本塁打の方向性を右翼、中堅、左翼の3分割で示すと左翼方向が21本。今オフは「センターや右方向を中心にという意識」と逆方向への打球を課題とし連日バットを振ってきた。紅白戦前のフリー打撃では逆方向へのサク越えこそなかったが、38スイングした半数近くが中堅から逆方向だった。状況に応じて広角に一発が打てる強打者になる―。鍛錬の成果は放物線になって表れた。

 衝撃弾には原監督もうなった。「この時期にあそこの場所に放り込むというのは、同じ昔の打者・原辰徳としてもすごいなというのはありますね」と、同じ生え抜きの右の4番の立場から大絶賛。「夏だったらあそこに当たってるよ」とスコアボードを指さし、潜在能力をたたえた。岡本も「そう言ってもらえるのはありがたい」と照れ笑いした。

 4番を担う自覚は行動にも出ている。キャンプ中、全体練習後の特打だけで200スイング近く振る日もある。この日も試合後、サンマリン宮崎の室内で約1時間、黙々と素振りを行った。守備では3回途中、先輩の今村が立て続けに失点を許すと、嫌な流れを断ち切るために一人でマウンドに駆け寄り、声をかけた。「サードとファーストはどちらもピッチャーに近い。積極的に声をかけにいきたい」。表情には、主力としての自覚があふれる。

 昨季は全143試合に出場し、史上最年少で「3割、30本、100打点」を達成。だが満足せず、今季は「3割、40本、120打点」を掲げる。これで3日の紅白戦から、シート打撃などを含む実戦形式で“全4戦連続安打”と好調を維持。指揮官は新外国人のビヤヌエバを紅組で岡本と同じく「4番・三塁」に据え、競争心をあおり、助っ人は2打点と躍動した。岡本は3打席目までは凡退していたが、意地の一発で第89代4番のプライドを見せつけた。

 「波を少なくというのが自分のテーマ。開幕からしっかり打てるようにアピールしたい」。いざ40発へ。今季の岡本も、やってくれそうな気がする。(小林 圭太)

 ◆G岡本の“実戦1号”

 ▼1年目 15年2月25日の2軍練習試合・ヤクルト戦(ひむかスタジアム)で2回2死、新垣の直球を捉え左翼後方にある高さ約15メートルの防球ネット上段に当たる推定125メートルの特大弾。

 ▼2年目 16年4月8日のイースタン・DeNA戦(G球場)で初回無死一、二塁、三浦の初球スローカーブを捉え、左翼ポール際へ先制3ラン。

 ▼3年目 17年3月7日、中日とのオープン戦(小牧)にスタメン出場。2回1死から左越えソロ。師匠の村田修一に続く2者連続アーチだった。

 ▼4年目 18年3月6日、ロッテとのオープン戦(ZOZO)に「6番・一塁」でスタメン出場すると、8回無死から左越えソロ。直前の陽岱鋼に続く2者連続本塁打をマーク。

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